「原発事故が収束していない」不思議の国
2011年の5月以来、ほぼ2年ぶりに一時帰国した。前回は、東日本大震災の2ヶ月半後で、何か緊張感のようなものを感じた。震災後3ヶ月が経った6月11日には、私が京都に住んでから初めてというほどの大きなデモ(メーデーの集会はのぞいて)で、「原発いらない!」の声が都大路に響き渡った。それから2年、日本の様子がどうなっているか期待と不安が入り混じった気持ちで帰国した。
2011年の5月以来、ほぼ2年ぶりに一時帰国した。前回は、東日本大震災の2ヶ月半後で、何か緊張感のようなものを感じた。震災後3ヶ月が経った6月11日には、私が京都に住んでから初めてというほどの大きなデモ(メーデーの集会はのぞいて)で、「原発いらない!」の声が都大路に響き渡った。それから2年、日本の様子がどうなっているか期待と不安が入り混じった気持ちで帰国した。
みなさんはシェーナウという言葉を耳にしたことがおありだろうか?ドイツ南西部、リゾート地として有名なシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方の人口2500人ほどの小さな町、シェーナウは、今ではドイツ内外の環境保護派の間で知らない人がないくらい有名になった。27年前、1986年4月26日に起こった、チェルノブイリ原発事故をきっかけに反原発運動をはじめたこの町の市民たちが、今では再生可能電力のみを全国に提供する電力会社を経営するまでになったためだ。
「罪」だとわかっていても、諦められない「消費」がある番組で紹介されました。これは、ドライ・ザット(3Sat 、ドイツ・オーストリア・スイス共同テレビ局)が行ったアンケート調査の結果です。約1時間にわたる番組では司会者ステフェンさんの他、8人のゲストが取り上げられた20の「消費」がなぜ「罪」なのかを考え、話し合っていきます。 続きを読む»
「最終処分施設に関する歴史的な妥協」、「最終処分施設探し、新規開始」といった見出しの記事が4月10日、ドイツの多くの新聞の一面トップに掲載された。前日、ドイツ連邦政府や州政府代表など、超党派の政治家たちが集まった会議で、長年先延ばしにされてきた高レベル放射性廃棄物の最終処分施設に関する合意が生まれたためだ。 続きを読む»
ラファエルさんは、私の娘たちの通っていたシュタイナースクールのクラスメートのお兄さんです。「金は未来の重荷」だと自覚して、3年ほど前から貨幣なしの生活をおくっています。彼に対するマスメディアの関心は高く、長さ30分の番組のリンクが娘から送られてきました。「未来への道? ある若い家族のお金なしの生活」というドイツ第一テレビの制作したドキュメンタリーでした。
石油や天然ガス、石炭、ウランの枯渇は、現在世間で話されている以上に早くやって来る。米国などで増加しているシェールオイルやシェールガスの生産量は、既にここ数年内でピークに到達し、以後は下降するのみである。こんなレポートをドイツのエナジー・ウォッチ・グループ(EWG)がこのほどベルリンで発表した。EWGは学者と議員からなる国際的なネットワークで、政界や経済界からの影響は一切受けておらず、エネルギー問題に関する分析やレポート作成を科学者に委託していることだ。