映画「シェーナウの想い」日本語版制作者インタビュー

ドイツのエコ電力供給会社EWS(シェーナウ電力会社)を紹介する映画「Das Schönauer Gefühl(シェーナウの想い 〜自然エネルギー社会を子どもたちに〜)」の日本語版を見て感銘を受けた私は、どういう経緯で日本語版を作ることになったのか、反響はどうなのか、ぜひ知りたいと思った。そこで、日本語字幕版を作り、日本で上映運動をしているその団体「自然エネルギー社会をめざすネットワーク」にメールを出してみた。返事をくださった共同代表の佐山摩麗子さん(現在日本在住)からの返信メールをもとに、インタビュー形式でやりとりをまとめてみた。 続きを読む»

どこが違う? 日本とドイツ

7月21日(日)は日本では参議院の選挙が行われる。ベルリンにいる私たち魔女はすでに在外投票を大使館で済ませた。個人的な理由で公示の翌日に投票しなければならなかったため、選挙についての勉強不足が否めない不安な投票であった。投票した直後、日本のいろんな地域の女性地方議員と一緒にベルリンを見て回る機会が与えられ、「目からうろこ」の体験をすることができた。ここでその一部始終を書くことはできないが、いくつか印象に残ったことを書き留めておこう。

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市民運動の熱気を伝える映画「シェーナウの想い」

映画「シェーナウの想い」DVD。日本語版(左下)とドイツ語版(右上)

映画「シェーナウの想い」DVD。日本語版(左下)とドイツ語版(右上)

これまで3回に分けて、反原発の市民運動から生まれた、ドイツのエコ電力供給会社EWS(シェーナウ電力会社)について、ご紹介した(第1回第2回第3回)。このEWSの成り立ちや企業理念を紹介した映画「Das Schönauer Gefühl」(2007年制作、60分)のDVDは、EWSのウェブサイトから無料で取り寄せることができる。また、映画の上映運動が日本で広まっているという。今回は、この映画について、私の感想を交えながらご紹介したい。 続きを読む»

確かに下がる原発依存率

連邦統計局の2013年7月2日発表によると、ドイツでは昨年も再生可能電力の生産量が増え、電力総生産量の22.1%を占めた。これはドイツ政府が脱原発を決定した前の年、つまり福島の原発事故が起きる1年前に当たる2010年の16.4%に比べて5.7%増になる。これに並行して原子力発電の割合は昨年16.1%となり、2010年比で6.3%減っている。昨年のドイツの電力総生産量は617.6 TWhだった。 続きを読む»

過去8年で倍増 – グリーン•エコノミー就業者 

脱原発をすれば産業国家としての世界での地位が脅かされる、多くの失業者が出る……こういう懸念を持つ人たちは多いようです。では反対に、“グリーン•エコノミー”はどのくらいの雇用を生み出すのでしょうか。「再生可能エネルギー100%地域」のERNEUER:BARバルニム地域事務所のクリスティーネ•シンクさんによると、ブランデンブルク州バルニム郡では2008からこれまでの間に、1500人分の雇用が新たに創出されたそうです。

縦が雇用数、横が年度

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ドイツ人の対日好感度、大幅下落! いったいなぜ…?

先日、インターネット上で、気になる国際世論調査の結果を見た。ドイツ人の対日好感度が、昨年と比べて、今年は大幅に下落しているというのだ。いったい何が原因なのだろう。ドイツに住む日本人として、自分なりに分析してみた。 続きを読む»