NEW!!

躍進中の緑の党、2019年は試練の年

このところ日本のメディアが取り上げるドイツの政党話といえば、メルケル首相が党首を辞めたキリスト教民主同盟(CDU)か、2017年の連邦議会選挙で初の議会入りを果たし、それ以降も衰えを見せていない右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に関わるものがほとんどだ。AfDの躍進や、旧東ドイツの街で起きた排外主義のデモのことが報じられると、かなりドイツが右傾化しているように受け取られがちだが、それは一部の現象でしかない。というのも、人権主義や平和主義を掲げる緑の党が、AfDより目覚ましい躍進ぶりを見せているからだ。

緑の党のロゴ

 

続きを読む»

ドイツの再生可能電力、昨年は石炭火力を抜いて全発電量の40%?

ドイツのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE、Fraunhofer-Institut für Solare Energiesysteme)が、年が明けたばかりの1月3日に、2018年のドイツの再生可能電力がドイツの全発電量に占める割合は40.4%に達したと発表した。これは石炭火力発電の38.2%を抜いたことになる。ISEは、昨年のドイツの再生可能電力の発電量を前年比4.3%増の2190億kWhとしている。昨年はドイツの天候が異常なほど良く、日照時間が特別長かったことが影響したようだ。

ベルリンの郊外でもよく見かけるようになった太陽光発電設備。良い天気の続いた昨年は大活躍した。

 

続きを読む»

メルケル首相の新年の挨拶

ドイツでは、大晦日に連邦首相が国民に対して新年の挨拶を送るがことが恒例になっている。メルケル首相の、首相就任以来14回目の今年の新年の挨拶は、珍しく、いくらかの自己反省を込めたものだった 続きを読む»

新年おめでとうございます

Photo by Sachiko Aoki

 

みなさま、新年おめでとうございます! 2019年の世界が、過ぎ去った年より平和になりますように、そして皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

ベルリンは、今年もブランデンブルク門前の大晦日の大規模なパーティーと盛大な花火で、新しい年を迎えました。比較的暖かかったものの小雨が降るなか、この大晦日のイベントには、ドイツだけではなく、世界各国から100万人近くの人々が集まって、ともに新しい年の到来を祝いました。

続きを読む»

賞味期限切れの食品を売る店が人気!

牛乳やヨーグルトを買う時、賞味期限を確認して、できるだけその日付が先の商品を買うのが私の習慣だ。その方が新鮮だし、長く置いておけるからだ。もうすぐ賞味期限が切れる商品が手前に置いてあっても、申し訳ないと思いつつ、奥にあるもっと新しい商品を選んでしまう。私だけではなく多くの消費者が、このように賞味期限を気にして買い物をしているのではないだろうか。ところがベルリンに昨年、こうした消費者の常識を覆すような店が登場した。賞味期限切れの食品を売る、いわばアウトレット食品の店だ。そして、それが人気を呼んでいる。

このクッキーは半年以上前の2018年3月9日に賞味期限が切れたと書いてある広告

 

続きを読む»

ベルリン自由大学70周年記念−自由の大切さを訴えたヘルタ・ミュラーさん

ベルリンにはfrei(フライ)という形容詞のついた公共施設がいくつかある。Freie Universität (フライエ・ウニヴェルズィテート)が良い例だ。freiというドイツ語の主な意味は「自由な」だ。だからFreie Universitätを日本語に訳すと「自由大学」となる。何が自由かというと、この大学は、学問と研究の自由の許されなかった東ベルリンの大学から分離して、学問、思考、そして言論の自由が保証された西ベルリンに設立された大学という意味だ。この大学が設立されたのは1948年12月4日のことで、それからこの12月4日で70年が過ぎた。そして、そのことを記念する式典がこのほど行われ、ルーマニア出身のドイツ系ノーベル文学賞受賞作家のヘルタ・ミュラーさんが「自由はとどまることを知らない」という祝辞を述べた。

ベルリン自由大学70周年記念式典で祝辞を述べるヘルタ・ミュラーさん ©Regina Sablotny

 

続きを読む»