「しんぶん赤旗日曜版」に掲載されます!

みーこ / 2014年1月24日

私たちのウェブサイトが、「しんぶん赤旗日曜版」の取材を受けました。1月26日(日)付に掲載されます。「しんぶん赤旗日曜版」をお読みになれる方は、ぜひご覧になってください!

「しんぶん赤旗」日曜版掲載の記事(「しんぶん赤旗」のウェブサイトより)

「しんぶん赤旗」日曜版掲載の記事(「しんぶん赤旗」のウェブサイトより)

 

「しんぶん赤旗日曜版」の坂口明記者から問い合わせがあったのは昨年10月。「12月に、ドイツの脱原発を取材するため渡独するので、話を聞かせてほしい」とのこと。「私たちの活動を日本の皆さんに知ってもらえるなら、ぜひ」と取材をお受けすることにしました。

そして、12月のある日、ベルリンの大統領府にほど近いカフェで「みどりの1kWh」の活動メンバー7人のうち6人が揃って、坂口記者にお会いすることができました。坂口記者は穏やかな紳士で、いかにもベテランの記者というふうです。

「とりあえず、皆さんにざっくばらんに語っていただければ。どうまとめるかは、あとで考えますから」という坂口記者の言葉に甘えて、しゃべり始める私たち魔女。もちろん、しゃべり始めたら談論風発、丁々発止、言いたいことが次々あふれてきて話が止まりません!

そんなわけで3時間しゃべりまくった取材でしたが、こんなにあちこちに飛んだ話を坂口記者がどうまとめてくれるのか気になっていました。「6人が好き勝手なことを言ったけど、まとめるのが大変じゃないかしら……」とひそかに心配していたのでした。

が、年明けにいただいた原稿は、私たちの言いたかったことがとてもうまくまとまっていて「さすがベテラン記者!」と感激しました。文体も「ですます体」で、読者に語りかけるような優しい印象を受けました。いくつか事実関係その他について、確認や修正をお願いするやり取りをメールでしたのですが、「今、日本ではこんなことが話題になっているので、一般の興味と結びつけるため、この部分にはできればこの表現を残したい」といった意図の説明をいただき、「なるほど、ベテランの記者はそういうふうに読者の心にアピールする記事を書くのね」と、またまた感心する場面もありました。「私たちも今後ウェブサイトの記事を書くにあたって、こういう感性を大事にしていきたいな」なんて、個人的には思いました。

「しんぶん赤旗日曜版」1月26日(日)付には、「脱原発 ドイツから発信 在独の日本人女性グループ『みどりの1kWh』」という記事タイトルのもとに、東日本大震災を受けてウェブサイトを始めようと思い立った経緯、メンバーそれぞれの個性、毎回の原稿編集会議の様子、ドイツと日本の脱原発に対する態度の違い、メディアの違い、教育の違い……などなど、私たちの声が座談会形式で、たっぷり2ページ掲載されています。ぜひご覧になってください。

関連リンク
「しんぶん赤旗日曜版」最新版紹介ページ

9 Responses to 「しんぶん赤旗日曜版」に掲載されます!

  1. 石丸 民之永 says:

    赤旗・日曜版をみてこのサイトを知りました。
    第2次世界大戦の同じ敗戦国でありながらなぜこうも違うのか、ある程度は理解していたつもりでししたが、こちらのサイトを見てもっと深化したしたところで共感しました。
    これからも情報を発信して行かれることを期待しております。

  2. 松原 says:

    坂口記者の記事でこのサイトを知りました。「どこが違う? 日本とドイツ」をはじめ、安倍首相の靖国参拝への海外の反響、そしてドイツにおける脱原発の歩みなど、1つ1つの記事が大変参考になりました。これからも、更新を楽しみにしております。

  3. みーこ says:

    石丸民之永さま

    日独はよく似ていると言われることが多いですよね。
    敗戦国、戦後は経済大国になった、勤勉な国民性などなど…。
    しかしドイツに住んでいると、日独の歴史認識の違いはずいぶん大きいなと感じます。
    ドイツでは、保守系政治家であっても、ナチスのことを美化することは絶対に
    ありません。
    ドイツで「保守」というのは、経済政策が大企業よりというだけですね。
    また、日本人は物事を曖昧なままにしておくことが多いですが、ドイツ人は
    徹底的に議論することが多いというのも、違いだと思います。

    松原さま

    私たちは、日本人にドイツ発の情報を伝えたいと思ってこのウェブサイトを始めました。
    海外発の情報が日本人の耳に入ることは昨今では結構ありますが、やはり翻訳のしやすさからか、
    日米関係が戦後最重要視されてきたからか、英語からの情報が多いように思います。
    日本在住の日本人に、ドイツの情報にも関心を持っていただければと思っています。
    今後ともよろしくお願いします。

  4. 今野順夫 says:

     皆さんの活動を、感動もって読ませていただきました。
     「ふくしま復興支援フォーラム」でリンクさせていただきました。
       http://www5a.biglobe.ne.jp/~tkonno/FK-forum.html
     この前のフォーラムで、技術論の問題というよりも、「倫理」の問題として、ドイツでは積極的に位置づけているようで、
    その点、日本では、あまり「倫理」の問題位置づけられていません。政治家の判断にも「倫理性」が欠如しているようです。
     ますますの活発な活動を期待しています。

    • みーこ says:

      今野順夫さま

      リンクありがとうございます。
      「ふくしま復興支援フォーラム」、素晴らしい活動をなさっているなと
      敬服しております。

      今野さんのおっしゃるとおり、ドイツでは、原発を倫理の問題として
      とらえる視点があります。
      福島の原発事故の後、ドイツ政府が、今後原発をどうするかを議論するために
      招集した委員会の名前も「「エネルギーの安全供給に関する倫理委員会」であり、
      委員には多くの宗教者も混じっていました。
      参考リンク: https://midori1kwh.de/2011/11/27/840
             https://midori1kwh.de/2013/12/15/4549

      一方で、日本の反原発・脱原発運動が「命かカネか?」といった、いささか
      理想主義的な構図を掲げることが多いのに対し、ドイツのエネルギー転換論者は
      結構経済のことを考えているという印象も受けます。
      具体的には「再エネに転換すれば新規雇用も増えるし、この分野に一番乗り
      すれば、ドイツはこの分野で世界のリーダーになれるのでは」と考えている
      ふうなところもあります。
      参考リンク: https://midori1kwh.de/2013/07/07/3914
             https://midori1kwh.de/2011/10/15/625

      ドイツ人の高潔さとしたたかさを見習いたいものです。

  5. kaeru-23 says:

    はじめまして、日曜版で知り私のブログ「kaeruのつぶやき」に紹介させてもらいました。
    原発に限らずドイツ国民の歩みについて、もっと日本人は知らねばならないと感じています。
    その点で皆さんのサイトは大変有効です、今後もなにかとお世話になりますのでよろしく
    お願いします。

    • みーこ says:

      kaeru-23さま

      ブログでご紹介くださって、どうもありがとうございます。
      ドイツと日本は同じ敗戦国ですが、ドイツはナチスの過去の克服、
      周辺国との和解、東西ドイツ統一、移民(ドイツは外国人労働者が多いので)の統合、
      EUとしての政策整備など、さまざまな困難に立ち向かい克服してきた経験が
      あります。
      日本在住の日本人に、ぜひ何かの参考になればと考え、このウェブサイトを
      やっています。
      今後ともよろしくお願いします。

  6. sasaki azusa says:

    こんにちは!北海道十勝は例年よりは温かく、雪が少ない冬です。とはいえ、夜はマイナス15度をウロウロするシバレですので、12月から脱冷凍冷蔵庫生活を送っています。おかげで、電気使用量はストーブを使ってはいるものの一日3kwh。みどりの1kwhで示されている「1kwh=250時間の電話」の記載も参考にしながら、自分の生活に引き寄せて電気エネルギーのことを考えるようになってきました。限りのある資源を、どう使っていこうかと試行錯誤しながら暮らしを楽しむことができるいいですね。これからも、みどりの1khwのブログから刺激を受けながら暮らしていきます。
    さて、貴活動とのご縁ができたのも、赤旗にちよう版のおかげです。メーリングリストでみどりの1khwのことを流しましたところ、関心を持つ友人も多く、うれしい限り。またこのたびは、北海道十勝の高校生のメッセージに関心を持ってくださりありがとうございます。未来を担う若者たちに、どんな地球を手渡していくのか、これは先に生まれた私たちの責任ですね。これからもよろしくお願いします。勇気と頓智と英知で歩んでいきましょう! 北海道の佐々木あずさより

    • みーこ says:

      佐々木あずささま

      コメントありがとうございます。
      メーリングリストで、私たちのウェブサイトをご紹介くださったとのこと、感謝しています。
      十勝は寒いでしょうね。
      北海道とドイツは気候が似ているのではないかと思います。
      ドイツにおける省エネで一番大きな影響力を持つのは、冬の暖房だと言われており、熱を逃がさないようにする家の構造が長年研究されているようです。
      現役建築家の「やま」さんの記事には、家の省エネの話がしばしば登場するので、ぜひそちらもごらんになってくださいね。