「ヒュドフィール社」は水を愛する
普通、1kgのコーヒーができるまでに、栽培と製造になんと2万1000リットルの水が生産地で必要だという記事を読み、驚きました。「ヒュドフィール社」が販売するコーヒー豆は、パナマにある雨の多い高原地帯で育ち、水道水は一切不要です。
普通、1kgのコーヒーができるまでに、栽培と製造になんと2万1000リットルの水が生産地で必要だという記事を読み、驚きました。「ヒュドフィール社」が販売するコーヒー豆は、パナマにある雨の多い高原地帯で育ち、水道水は一切不要です。
10月上旬、日本がTPP協定について大筋で合意に至るというニュースが流れてから数日後の10月10日、ベルリンでは主催者発表25万人(警察発表15万人)という、福島原発事故後の脱原発を求めるデモの規模を超える大規模デモが行われた。そして10月下旬、連邦議会議長の重要な発言が飛び出した。
再生可能電力の促進のためにドイツの消費者が電力料金に上乗せして支払う賦課金が、今年の1kwh当たり6.17ユーロセント(約8.21円)から来年は僅かに増えて6.354ユーロセント(約8.45円)になる。ドイツの4大送電網運営会社がこのほど発表した。メディアではニュースとして取り上げられているが、このところドイツ人の給料は増えているし、ドイツの物価は上昇していないので、消費者はあまり気に留めていない。しかも電力の卸売価格は急テンポで下落している。
ベルリンの日刊新聞「ターゲスシュピーゲル」の「楽天的で寛容」という見出しを見て、どこの国のことだろうと思いつつ読み始めた。ドイツの若者たちの意識調査の結果だということで驚いた。
ベルリンで行なわれた菅直人講演会で挨拶に出た緑の党の連邦議会議員コッティング=ウール氏が、「このごろ日本では、ドイツのエネルギー転換は『失敗』だと、多くのメディアが報道している」と語ったことは、前回このサイトでもお伝えしました。このことに関連して気がかりなのは、ドイツ人の人間性を証拠としてドイツのエネルギー転換を批判する非論理的な文章を度々見かけることです。これらは、他国の市民や、違った文化に対するヘイトスピーチにほぼ近いと感じました。ところで、こういった「ヘイト」はどこから来ているのでしょうか。
この夏デュッセルドルフの親戚を訪ねた折に、オランダとの国境に近い「ワンダーランド・カルカー」まで足を伸ばしてみた。ここは本来高速増殖炉になるはずだったところだが、1970年代から80年代にかけて反原発派の激しい抗議運動にあい、多額の投資の後、建設計画は中止された。その跡地に遊園地を含む娯楽施設が建設されたのだ。 続きを読む»