難民たちによる“サッカー・ワールドカップ”
押し寄せる難民への対応に関して、ドイツ国内ではメルケル首相率いるキリスト教民主同盟の姉妹政党であるバイエルン・キリスト教社会同盟から、首相への批判がちらほらと聞こえてきている。9月13日にはデメジエール連邦内務大臣が国境での検問を行うことを表明した。難民をめぐって政治は日々変化している中、ベルリンでは9月13日、難民たちによる“サッカー・ワールドカップ”が行われた。 続きを読む»
押し寄せる難民への対応に関して、ドイツ国内ではメルケル首相率いるキリスト教民主同盟の姉妹政党であるバイエルン・キリスト教社会同盟から、首相への批判がちらほらと聞こえてきている。9月13日にはデメジエール連邦内務大臣が国境での検問を行うことを表明した。難民をめぐって政治は日々変化している中、ベルリンでは9月13日、難民たちによる“サッカー・ワールドカップ”が行われた。 続きを読む»
8月31日の記者会見でメルケル首相は、「多くの難民の人生の夢が『ドイツで生活することだ』というのは良い印ではありませんか。ドイツは彼らにとって希望とチャンスを意味するのです」と語った。ドイツはなぜ、大勢の難民を受け入れる準備があるのか、少し紹介する。 続きを読む»
紛争地域のシリア、イラク その他の国々から連日何千、何万という人がドイツを目指して押し寄せてくるため、難民受け入れに直接携わる人たちは、ほとんど限界を超えるほどの努力を強いられている。事態がますます深刻の度を加えるなかで、一部の保守的な政治家からは「緊急事態にあたってのメルケル首相の決断は大きな誤りだった」といった非難も起こった。それに対するメルケル首相の答えは「もう1度言います。私たちはやり遂げることができます」だった。メルケル首相だけではなく、難民問題に対するドイツ人のポジティブな発言に感動することも多い。 続きを読む»
ベルリンにある環境保護のための非政府組織(NGO)「ドイツ環境支援 (DUH、Deutsche Umwelthilfe)」が、コーヒーショップで用いられる使い捨て容器に反対するキャンペーンを始めたというニュースを読み、早速、「ドイツ環境支援」の担当者を訪問した。 続きを読む»
日本とドイツの戦後70年に関するメディアの報道を比べると、日本では日本の戦争責任を具体的に検証するマスメディアの特集記事が少なかったと感じる。そんな中で、戦争中外国人を不当に逮捕、監禁した強制収容所が日本に存在したことに光を当てたこの本は、それだけでも読むに値する。しかし、それ以上にこの本は文学的に貴重で、さらに当時の日本で暮らしていた外国人の様子や日・独・伊の関係が描かれた部分など、歴史的にも大変興味深い。 続きを読む»
ヨーロッパが今、極めて深刻な問題に直面している。シリアなどの内戦地域からの難民やアフリカなどの独裁国からの亡命者、より良い生活を求めてバルカン半島などから脱出して来る人たちが、 欧州連合(EU)に押し寄せて来ているからだ。その数は膨大で、しかも彼らが望む目的地は西ヨーロッパ。中でもドイツに来たいという人たちは最も多く、ドイツ連邦内務省は、約80万人が今年中にドイツに到着するだろうと見込んでいる。 続きを読む»