環境保護に進むバチカン - “化石”に戻る日本?

先月、ドイツ南部のエルマウ城で行われた先進7カ国首脳国会議(G7サミット)に関して、その反響やドイツのメディアがどのように報道したのか、このサイトでも詳しく伝えている。とくに、温室効果ガス排出量の大幅削減、「脱炭素化」の実現という目標がG7参加国の首脳によって支持されたことは、特筆に値する。地球環境を守ろうという動きに対して、G7だけではなく、ローマからも強力な支援が世界に向けて宣言された。

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脱原発へさらに前進、ドイツ南部のグラーフェンラインフェルド原発が操業停止

ドイツで稼働中だった9基の原発のうち最も古いグラーフェンラインフェルド原発が、6月27日、土曜日の23時 59分 をもって計画通り稼働を停止した。1981年12月9日の稼働開始以来、33年以上にわたって町のシンボルとなってきた原子炉の2本の冷却塔から出る蒸気も、翌日曜日朝には完全に消えたことが確認された。長年反原発運動を続けてきた地元の市民たちは、土曜日夜から日曜日にかけて原発の敷地前で「稼働停止ピクニック」を開き、停止の瞬間をカウントダウンしながら「脱原発」の進展を祝った。 続きを読む»

エルマウ (G7) の反響 2) 「世界規模のエネルギー転換は始まっている」

「世界規模のエネルギー転換は始まっている」、「世界のエネルギー政策は、もう帰還不能点の近くまで来ている」。これが6月はじめにドイツで行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の「地球温暖化を抑制するために、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を2050年までに2010年比で40〜70%削減し、2100年までには脱化石燃料を目指す」という宣言に対する、ドイツの専門家たちやメディアの反応だ。 続きを読む»

ベジタリアンに最もフレンドリーなスタジアムは?

動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Anmimals、略称PETA)ドイツ支部が、ブンデスリーガで最もベジタリアンにフレンドリーなスタジアムのランキング(2014-2015年シーズン)を発表しました。第1位に輝いたのは意外にも……?
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エルマウ城でのG7サミット、ドイツメディアはどう伝えたか

6月7日と8日、ドイツ南部・バイエルン州のエルマウ城で開かれた先進主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、地球温暖化対策の新たな長期目標を盛り込んだ首脳宣言を採択し、西側先進7カ国が地球温暖化防止に取り組む強い決意を表明した。当初今回のG7サミットの成果に期待せず、3億6000万ユーロ(約500億円)の高い費用をかけてこうした首脳会議を開くことに批判的だったドイツのメディアも、この結果については好意的に評価した。特に工業化が始まった時に比べ気温上昇を2度以内に抑えるために思い切った対策の必要性が強調され、今世紀中に世界経済が「脱炭素化」を目指すことが最終コミュニュケに盛り込まれたことを、センセーショナルな成果と受け取る向きもある。 続きを読む»

エルマウ(G7)の反響 1)

6月7日と8日にドイツ・バイエルン州のエルマウ城で行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、G7参加国が、「地球温暖化を抑制するために、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を2050年までに2010年比で40〜70%削減し、2100年までには脱化石燃料を目指す」と宣言した。この宣言に対するドイツの反響は大きく、「やってくれた」と喜ぶ環境保護団体から、脱炭素の影響を心配する経済界など色々だ。 続きを読む»