4月半ばから2カ月の予定で帰国している。その期間を利用して、京都の街中をゆっくりと歩いて回ることにした。民家が立ち並ぶ街中に、静かな佇まいのお寺がたくさんあることに気づく。その一方で、“京都の顔”とも言えるような、観光客が大勢訪れるお寺も市内のあちこちにある。京都駅のすぐ近くに「真宗大谷派」の本山、東本願寺がある。現在、阿弥陀堂が修復中ということで、何となく殺風景な感じを受けたが、正門手前に掛けられた掲示板に目が止まった。 続きを読む»
世界中で原発の新設は経済的に採算が合わなくなっているにもかかわらず、今なお国の莫大な助成金を得て、原発新設を計画する国が少なくない。ヨーロッパではイギリス南西部サマーセット海岸にあるヒンクリー・ポイント原発に新たに原子炉2基を増設する計画(ヒンクリー・ポイントC計画)に対してイギリス政府が前例のないほどの財政優遇措置を発表、EU委員会が昨年10月、当初の態度を変更して、この計画を許可した。これに対し、ドイツ、オーストリアなどの環境保護団体や市民運動家たちの間で激しい抗議行動が起こっている。 続きを読む»
ベルリンは、首都で大都市でありながら、数多くの野生動物が生息することで知られています。キリスト昇天日の祭日だった5月14日、近年なかなか見ることができなくなったヒバリを探して、テンペルホーフ国際空港跡地に行ってきました。
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春のせいでしょうか。お隣の夫婦が大掛かりなガレージの整理、掃除を始めました。ガレージの荷物を減らし、ゆったりと庭へ通り抜けられるようにするのが彼らの目的でした。荷物の山から出てきたのは以前、改修工事の際、取り外された木製の窓でした。この家は1936年に建てられたものですから、窓のフレームもその当時のものです。処分に悩んでいる彼らの間に入り、思わず「捨てないで!」と言ってしまいました。というのは、つい最近次のような記事を読んだからです。
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4月最後の土曜日、ドイツで褐炭の将来に関わる二つの相反する大きなデモがあった。連邦経済・エネルギー省が先ごろ、ドイツが排出する二酸化炭素の量を減らすために、「古い褐炭火力発電装置で発電された電力に気候保護のための分担金を課す」という方針を発表したからだ。その方針に反対する労働者や労働組合のデモと、その方針に賛同する市民や環境保護団体のデモだった。 続きを読む»
キリストの復活を祝うイースターの週末には、ドイツの各地でイースター行進が催され、多くの人々が世界平和を願うとともに、戦争反対や核兵器反対の声を上げてデモに参加しました。その週末に読んだのは「ひょっとしたら核よりも、インターネットは危険かもしれない」という新聞のサブタイトルでした。
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