“放射能の餌食” - 原発労働者

4月25日にオーストリア・ラジオでショッキングなタイトルの番組が放送された。このサイトでもすでにおなじみのユーディット・ブランドナーさんが、チェルノブイリと日本で、それぞれ原子力発電所での仕事に携わった人たちをインタビューして作った「放射能の餌食。原子力発電所内の労働者」(Strahlenfutter. Arbeiter in Atomkraftwerken)というタイトルの約1時間の番組である。

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外国メディアが問題視する安倍政権のメディア介入

自民党の情報通信戦略調査会がNHKとテレビ朝日の幹部を呼びつけ、個別の番組について事情聴取し、その後、同会の川崎会長が「政府はテレビ局に対する許認可権を持つ」と威嚇的な発言をするなど、このところ安倍政権のメディア介入が露骨になってきている。こうしたメディアへの介入が国内だけではなく、外国の特派員にまで及んでいることも最近明らかになった。外国メディアの報道から、いくつかご紹介する。 続きを読む»

孤独な警告者:詩人 若松丈太郎

3月の初めウィーンを訪れ、ラジオ・ジャーナリストのユーディット・ブランドナーさんに会った。ほぼ10年ぶりの再会である。この間、彼女は福島原発事故後の日本で取材を重ね、「Japanレポート3.11」とその続編「フクシマ2013 - Japanレポート3.11」を出版している。また、オーストリア・ラジオを通じて、3.11後の日本についての興味深い番組を放送している。今回の再会の直前にも、彼女が取材した南相馬在住の詩人若松丈太郎氏についての番組が、オーストリア・ラジオで放送されることを知った。 続きを読む»

世界の動きについていけない日本 — 完全に置いてきぼり

この3月末、ドイツ政府の招待に応じて、世界約60ヵ国から政府代表者やエネルギーの専門家、経済界からの出席者など900人あまりがベルリンの外務省に集まった。世界が直面している気候変動とエネルギー問題に対する答えとしての世界規模のエネルギー転換について二日間わたり対話を交わすことが目的で、会議の名称も「ベルリン、エネルギー転換に向けての対話」。 続きを読む»