『廃炉に向けて』 – 25年前、日本の女性たちが鳴らしていた警鐘
体調を崩して寝込んでいて、ベッドの向かい側にある本棚をぼんやり眺めていた時だった。突然分厚い本の表紙に書かれた「廃炉に向けて」というタイトルが目に飛び込んで来た。慌ててその本を手に取ると、それは1986年のチェルノブイリ事故の後にサイエンスライターで環境問題・平和問題研究家の綿貫礼子氏が女性の立場から原発の危険に対して警鐘を鳴らして編集した、学問的にも非常にレベルの高い本だった。
体調を崩して寝込んでいて、ベッドの向かい側にある本棚をぼんやり眺めていた時だった。突然分厚い本の表紙に書かれた「廃炉に向けて」というタイトルが目に飛び込んで来た。慌ててその本を手に取ると、それは1986年のチェルノブイリ事故の後にサイエンスライターで環境問題・平和問題研究家の綿貫礼子氏が女性の立場から原発の危険に対して警鐘を鳴らして編集した、学問的にも非常にレベルの高い本だった。
先日、非常に考えさせられることがありました。
フィンランドの首都ヘルシンキにある観光名所、ウスペンスキ大聖堂はEメールで暖房されている―ドイツの経済紙ハンデスルブラット(2011年9月11日)で読みました。何のことだろう?と思ったら、こういうことでした。
「経済危機の震源地はヨーロッパにある」とは、ある新聞の見出しです。この不況の中、安定した将来を望む市民の生活の土台が大きく揺れています。倒産や失業の数が増える一方、みどりのエネルギー産業は求人を求めています。
ドイツ政府と議会は、福島の原発事故を契機に、原発から撤退することを早々と決定したが、同国の市民は脱原発及びそれに伴う変化をどう考えているのだろうか。電気料金の値上がりや、各地に新しい発電所が建ったり、高圧送電線が近所を通過することは避けられないとされている。
日本では福島の原発事故以後、とくに記者クラブを中心とする大手メディアの報道のあり方についての議論が活発になっています。これをきっかけに、ドイツにおける報道のあり方に興味を持ち始めました。