どうする?ドイツの原発の後始末
5月12日発売のシュピーゲル誌は、ドイツのエネルギー大手E.on, RWE, EnBWの3社が、2022年まで原発を運営し、その後の廃炉と核のゴミの処分を総合して行う公的基金創設を提案し、連邦政府と秘密裏に話し合っていると伝えました。それ以来、この話題がドイツのマスメディアをにぎわしています。 続きを読む»
5月12日発売のシュピーゲル誌は、ドイツのエネルギー大手E.on, RWE, EnBWの3社が、2022年まで原発を運営し、その後の廃炉と核のゴミの処分を総合して行う公的基金創設を提案し、連邦政府と秘密裏に話し合っていると伝えました。それ以来、この話題がドイツのマスメディアをにぎわしています。 続きを読む»
日本では「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」とに分けていますが、ドイツでは、「リサイクルできるゴミ」と「リサイクルできないゴミ」とに分けます。EU諸国の中ではドイツ人は「ゴミ分けマイスター」。市民にとって、ゴミを分けて集めることは環境保護のひとつ。しかし、このゴミ分別システムは「複雑、無意味そして不経済」ではないかと、ドイツのメディアでは批判の声が高まっています。 続きを読む»
ゴールデンウイークの安倍首相のドイツ訪問については「日独首脳記者会見で福島の状況には一言も触れなかった安倍首相」で詳しく伝えたが、ドイツのテレビがその訪問をまったく伝えず、有力新聞も無視したことに驚かされた。 続きを読む»
日本の安倍首相は10日間にわたるヨーロッパ歴訪の旅の最初にドイツを訪れ、メルケル首相と会談したが、会談の主要テーマはウクライナ危機と経済や安全保障問題での日独の協力関係強化だった。エネルギー転換問題でも両国首脳から何らかの話し合いの結果が聞かれることを願った私の期待はあっさり裏切られた。 続きを読む»
今年2〜3月に、福島原発事故について取材を続けるジャーナリストのおしどりマコさんが、ドイツ、ベラルーシを訪れ、取材や講演会を行った。私はベルリンで講演会に参加し、マコさんの明快な話しぶりや熱心な取材姿勢に感銘を受けた。そのドイツ・ベラルーシ旅行の報告をする講演会が日本で行われ、講演の書き起こしがインターネット上にアップされている。ドイツの学校での講演会で、若者たちから率直にぶつけられた質問や不信感、それについてマコさんが考えたことが書かれていて、私にはとても興味深いものだった。 続きを読む»
「なべてのつぼみ、花とひらく いと麗しき五月の頃」(片山敏彦訳)とハイネの詩に謳われた5月。しかし今年は、天候不順でドイツ人には不人気の4月が5月に取って代わったようにつぼみが花開き、木々は緑になってしまった。ベルリンの街では、どこからも緑の息吹が聞こえてきそうだ。美しい5月を控えて、演劇の話題をお届けしよう。国際演劇祭はベルリンで、「世界の演劇」祭はマンハイムで開かれ、美しいドイツの5月は演劇ファンの垂涎の的となる。 続きを読む»