ウクライナ東部・クリミア情勢がもたらすドイツへの影響

「ウクライナの東部でまた暴動。死者はXX人」といった不穏なニュースが届く毎日が続いています。ウクライナは、ロシアからドイツへ輸出される天然ガスが経由する国。ロシアのプーチン大統領がガスの元栓を止めてしまったらどうなるのか……ドイツではこれまでのエネルギー政策の見直しが求められています。

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原発事故3年、変化するドイツ人の日本観

東日本大震災から3年を迎えた今年3月11日、ドイツのメディアは特に福島原発事故後の日本の現状について大きく取り上げた。なかでも私の心に突き刺さったのは、ケルンに本拠を置くラジオ局、ドイチュラントフンクの解説だった。 全国を聴取エリアとするドイツで唯一の同局は、報道を中心とするレベルの高い番組で知られ、ラジオはこの局しか聞かないという人もかなり多 い。日が経つにつれてこの局の3月11日の解説がさらに重みを増して私の胸に迫ってくるようになった。 続きを読む»

ベルリンから福島へ視線を投げかける美術展

美術展会場となったアートセンター「Kunstraum Kreuzberg/Bethanien」

美術展会場となったアートセンター「Kunstraum Kreuzberg/Bethanien」

「Distant Observations. Fukushima in Berlin」というタイトルの美術展が、4月27日(日)までベルリンのアートセンター「Kunstraum Kreuzberg/Bethanien」で行われている。福島原発事故をテーマにした25組のアーティストによるグループ展である。

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日本人は原発報道に飽きてしまったのだろうか?

先日、私が書いた「ベルリンで行われたおしどりマコさん講演会」という記事に対し、ベルリン在住のある日本人からメールをいただいた。その方は、「マコさんが言っている福島の実態には、日本では報道されていないこともあるようだが、本当のことなのだろうか?」という疑念を抱いたようだった。それを受けて、あれこれ調べるうち、私は日本のメディアの報道姿勢に疑問を持った。 続きを読む»