7月29日で地球はオーバーシュート 私たちは地球に「借金」している

十分な給料をもらっているのに、毎月、給料日の前にお金を使い果たしてしまう人がいれば、私たちはその人のことを金銭感覚のない、だらしない人だと思うだろう。ところが私たち人類も、同じようなコトをしているのだ。なぜなら私たちはこの7月29日に、地球が今年1年間で生み出す資源を、もう使い果たしてしまったからだ。その翌日、つまり7月30日からは、人類は来年分の資源を地球から前借りして消費していることになる。しかも1年分の資源を使い果たす日、つまりオーバーシュートの日は年々早まっているという。

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いよいよトラックも電動化

バッテリーを搭載して電気モーターで走るメルセデス・ベンツののトラックeActros©️Daimler AG

ドイツの自動車大手ダイムラー(本社シュトゥットガルト)のメルセデス・ベンツ・トラックス部門はこのほど、秋から初の大型電気トラッ クのシリーズ生産に入ると発表した。物資の運搬に欠かせない大型トラックは通常ディーゼルエンジンで走行しているが、エンジンの容量が大きいために排ガス量も多く、環境によくないとされる。しかし、トラックの電動化のためには、乗用車とは比較にならない特別大きくて重いバッテリーが必要となるため、今までは量産が難しいとされていた。 続きを読む»

無観客東京オリンピックに対するドイツの反応

「馬になった方がいいと思える瞬間があるものである。例えば、オリンピックに参加する選手たちが、東京の羽田空港に到着して、コロナのPCRテストその他入国に必要な様々な手続きを終えて宿泊地行きのバスに乗れるまでに何時間も要した時など、そう思えるのではないだろうか」、こういう書き出しの記事を、7月15日の「南ドイツ新聞」のスポーツ欄に見つけた。 続きを読む»

サッカー欧州選手権とレインボーカラー

©️UEFA

6月11日に始まり7月11日に決勝戦が行われる第16回サッカー欧州選手権EURO2020は、準決勝を控えいよいよ佳境に入った。もちろん、どのチームが優勝カップを手にするかが一番注目されているのだが、この大会では、試合以外のことで、大きな関心を呼んだ出来事があった。

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批判を乗り越えられるか?緑の党の女性連邦首相候補

6月11日から13日までベルリンで開かれた緑の党の党大会は、アナレーナ・ベアボック共同代表を圧倒的な支持で連邦首相候補に正式に選出し、党首脳部の提案した9月の連邦議会選挙のための選挙綱領をほぼ全面的に承認した。しかし、その日のベアボック氏は、著しく精彩を欠いていた。4月19日に、連邦首相候補に名乗りをあげて新風を巻き起こした彼女だったが、その後の厳しい逆風にさらされた痕跡が歴然と見てとれた。

緑の党の連邦首相候補、ベアボック氏。連邦議会選挙まで、後3ヶ月、これからが勝負だ。©️gruene.de

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一味違う夏のベルリン映画祭

緑豊かなハーゼンハイデ公園内の野外上映会場©️Jan Kraus/Berlinale 2021

カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭の一つであるベルリン映画祭を、ベルリン市民たちは、真冬に行われる恒例行事として受け止めている。そのベルリン映画祭が、今、真夏のような天気の下で開催されている。このような異例の事態になったのは、もはや驚くこともないが、コロナ禍のせいだ。

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