フランスのユロ環境相電撃辞任—脱原発にも影響?
フランスのユロ環境相は、8月28日、突然辞任の意志を明らかにした。フランスの著名なジャーナリストであり、環境保護派の強力なアクティヴィストであるニコラ・ユロ氏(63歳)をマクロン大統領が環境相に任命し話題になったのは約15ヶ月前の昨年5月だったが、今回はマクロン大統領にもフィリップ首相にも事前の相談なしの辞任発表だった。 続きを読む»
フランスのユロ環境相は、8月28日、突然辞任の意志を明らかにした。フランスの著名なジャーナリストであり、環境保護派の強力なアクティヴィストであるニコラ・ユロ氏(63歳)をマクロン大統領が環境相に任命し話題になったのは約15ヶ月前の昨年5月だったが、今回はマクロン大統領にもフィリップ首相にも事前の相談なしの辞任発表だった。 続きを読む»
ドイツが2022年の脱原発後に、ドイツ北部や北海・バルト海で多量に発電される再生可能電力を、電力需要の多い南ドイツ地域に送る基幹送電網は、直流高圧送電網になる予定だ。直流高圧送電網とはどんな送電網なのだろうか。当初は架空ケーブルとして計画されていたが、2015年秋に住民の反対を反映して、大部分が優先的に地下に埋設されるように計画が変更した。しかしここにきて、地下ケーブルではなく、やはり架空ケーブルにして欲しいとする声もあがっている。 続きを読む»
ドイツのペーター・アルトマイヤー連邦経済・エネルギー相(キリスト教民主同盟、CDU)は、8月14日、ボンで記者会見し、エネルギー転換にとって死活の問題である、送電網の拡充に積極的に取り組む姿勢を強調した。アルトマイヤー・エネルギー相は、新たに「電力行動計画」を立ち上げると発表するとともに、各地の送電網新設に反対する市民グループを現地に訪ね、話し合いを行う意向を明らかにした。 続きを読む»
屋上のソーラーパネルで発電した再生可能電力を、送電網には送り込まず、各家庭に設置した蓄電池に溜め、その各家庭の蓄電池をさらに相互に接続して、バーチャル発電所を形成するケースがドイツで増えている。消費電力を再生可能電力だけで賄う可能性が高まり、電気料金も節約できる上、送電網への負担も軽減できる。一般家庭からだけではなく、エネルギー大手からも事業として注目を集めている。 続きを読む»
ドイツは以前から、欧州連合(EU)内で電気料金が最も高い国の一つだった。しかし今まではいつも、どこか他の国の電気料金の方が高かった。ところが、先ごろEUの統計局であるEurosat が発表した統計によると、ドイツの電気料金は2017年にデンマークを抜いてEU最高になってしまった。政界と業界は驚きを隠しきれず、何がドイツの電気料金を高くしているかについて、話し始めている。 続きを読む»
ドイツで再生可能電力の発電量が2018年上半期に1000億kWhを突破した。電力大手E.ONの計算によると、今年1月から6月までにドイツで風力と太陽光、バイオマス、水力で発電された電力は、前年同期比9%増の1049億kWhに達し、全電力消費量の36%を占めた。1000億kWhという電力は、E.ONによると、ドイツの1世帯当たりの年間電力消費量を2500kwhとした場合、全世帯の約1年分の消費量に相当するという巨大な量だ。 続きを読む»