コロナ対策会議での激しい議論
ドイツのメルケル首相と16州の州首相は1月19日、再びコロナ対策会議を開き、1月31日まで有効とされていた現行の各種制限措置を2月14日まで延長し、さらに一部強化することを決めた。本来、次回会議は1月25日に開くことになっていたが、それを約1週間前倒しにした背景には、新規感染者数が思うように減らないことや、英国で広まっているウイルスの変異種がドイツでも発見されていること、予防接種が上手く進んでいないことなどがある。
ドイツのメルケル首相と16州の州首相は1月19日、再びコロナ対策会議を開き、1月31日まで有効とされていた現行の各種制限措置を2月14日まで延長し、さらに一部強化することを決めた。本来、次回会議は1月25日に開くことになっていたが、それを約1週間前倒しにした背景には、新規感染者数が思うように減らないことや、英国で広まっているウイルスの変異種がドイツでも発見されていること、予防接種が上手く進んでいないことなどがある。
「1番目は101歳の女性!」。 クリスマス二日目の祝日である12月26日、 ドイツで初めてのコロナ•ワクチンが101歳の女性に投与されたというニュースが大々的に流れた。 コロナ禍で苦しんだ2020年だったが、ドイツでもワクチンの接種が始まったというこのニュースのおかげで、もうじきコロナが克服できるのではないかという希望とともに、新しい年を迎えることができた。
ドイツではクリスマスには連邦大統領が、新年の挨拶は連邦首相が行うのが恒例になっている。メルケル首相は去年の大晦日の夜も、テレビとラジオを通じて、市民に新年の挨拶を送った。16年近く首相の地位にあるメルケル首相にとって、今年の新年の挨拶は16回目になるが、多分これが最後になるはずである。 続きを読む»
新年おめでとうございます。2021年は人類がパンデミックを克服し、世界の平和と環境にとってより良い年になりますよう、心から願っています。みなさまにも新しい年が健康で希望に満ちた年になりますよう、お祈りいたします。執筆者から一言ずつ、新年のご挨拶を申し上げます。
「キリストの生誕を祝うクリスマスは、光のお祭りです」と、あるキリスト教徒から聞いたことがある。寒くて暗い夜、クリスマスツリーの灯りにどれだけの人が勇気付けられることか。キリスト教徒にとっては暗闇を照らす一筋の灯りが、クリスマスを象徴するようだ。ベルリンにある大統領府のベルビュー宮殿の前庭には、今年も中央に大きなクリスマスツリーが立ち、両脇の小さな4本の木も、イルミネーションで飾られている。さらに12月15日から17日までの3日間、午後4時半から10時までの間は、大統領府の建物を舞台に、光と言葉の芸術が楽しめた。これはシュタインマイヤー大統領が行ったLichtblick「希望の光」という意味のアクションを通じての市民との対話を示すものだった。 続きを読む»
ドイツの長くて暗い冬をなんとか乗り越えることができるのは、クリスマスのおかげかもしれない。日が短くなり気持ちの沈みがちな11月が過ぎれば、クリスマスのある12月がやってくる。そうすれば街のあちこちが賑やかなイルミネーションで飾られ、明るさを取り戻す。誰にどんなプレゼントを用意しようかと考えるのは少し面倒だが、プレゼントを受け取り喜ぶ人の顔を思い浮かべると心が踊る。友人や同僚と鵞鳥料理を食べながら一年を振り返るのも、クリスマスの楽しい恒例行事だ。しかし今年は、いつものようなクリスマスを過ごすことができない。すべてコロナのせいだ。