選挙戦に一石を投じた緑の党の気候保護・緊急プログラム
緑の党の共同代表、アナレーナ・ベアボック氏とロバート・ハーベック氏は、8月3日、ベルリンの北にあるビーゼンタール自然公園に記者団を招いて、同党の気候保護・緊急プログラムを発表した。9月に行われる連邦議会選挙の後、次期政権に参加する緑の党の意志を改めてアピールし、政権与党となった場合の気候変動対策を中心とする政策の具体案を示したものだ。
緑の党の共同代表、アナレーナ・ベアボック氏とロバート・ハーベック氏は、8月3日、ベルリンの北にあるビーゼンタール自然公園に記者団を招いて、同党の気候保護・緊急プログラムを発表した。9月に行われる連邦議会選挙の後、次期政権に参加する緑の党の意志を改めてアピールし、政権与党となった場合の気候変動対策を中心とする政策の具体案を示したものだ。
「馬になった方がいいと思える瞬間があるものである。例えば、オリンピックに参加する選手たちが、東京の羽田空港に到着して、コロナのPCRテストその他入国に必要な様々な手続きを終えて宿泊地行きのバスに乗れるまでに何時間も要した時など、そう思えるのではないだろうか」、こういう書き出しの記事を、7月15日の「南ドイツ新聞」のスポーツ欄に見つけた。 続きを読む»
6月11日に始まり7月11日に決勝戦が行われる第16回サッカー欧州選手権EURO2020は、準決勝を控えいよいよ佳境に入った。もちろん、どのチームが優勝カップを手にするかが一番注目されているのだが、この大会では、試合以外のことで、大きな関心を呼んだ出来事があった。
6月11日から13日までベルリンで開かれた緑の党の党大会は、アナレーナ・ベアボック共同代表を圧倒的な支持で連邦首相候補に正式に選出し、党首脳部の提案した9月の連邦議会選挙のための選挙綱領をほぼ全面的に承認した。しかし、その日のベアボック氏は、著しく精彩を欠いていた。4月19日に、連邦首相候補に名乗りをあげて新風を巻き起こした彼女だったが、その後の厳しい逆風にさらされた痕跡が歴然と見てとれた。
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭の一つであるベルリン映画祭を、ベルリン市民たちは、真冬に行われる恒例行事として受け止めている。そのベルリン映画祭が、今、真夏のような天気の下で開催されている。このような異例の事態になったのは、もはや驚くこともないが、コロナ禍のせいだ。
ザクセン・アンハルト州は、ドイツ統一後東部にできた新5州の一つで、人口約220万人、ドイツの16州のうち、人口では11番目に位置する小さな州である。州都は中世の由緒ある歴史的遺産を持つマクデブルク。このザクセン・アンハルト州で6月6日の日曜日に行われた州議会選挙が、かつてないほど全国的に注目を集めた。 続きを読む»