2014年の「不愉快な言葉」大賞に「嘘つきメディア」
ドイツ語学研究者らが毎年選ぶ恒例の「今年の不愉快な言葉」2014年版が「嘘つきメディア 」に決まった。 ドイツ東部の都市ドレスデンで昨年秋頃に始まり、急テンポで広がりつつある「反イスラム化」と称するペギーダのデモで、参加者がプラカードに掲げたり叫んだりしている言葉だ。 続きを読む»
ドイツ語学研究者らが毎年選ぶ恒例の「今年の不愉快な言葉」2014年版が「嘘つきメディア 」に決まった。 ドイツ東部の都市ドレスデンで昨年秋頃に始まり、急テンポで広がりつつある「反イスラム化」と称するペギーダのデモで、参加者がプラカードに掲げたり叫んだりしている言葉だ。 続きを読む»
パリの襲撃事件から1週間経った1月13日の夕方、ドイツ統一のシンボルとなっているブランデンブルク門前のパリ広場で、静かだが感動的なシーンが展開された。ドイツ・ムスリム中央評議会とベルリン・トルコ人協会が主催した、イスラム過激派のテロと外国人排斥に抗議する警告集会に、ドイツの大統領をはじめ、首相や政府閣僚、各政党代表、ユダヤ教徒代表などを含む約1万人(警察発表)が参加し、それぞれ言論の自由を守る決意を表明するとともにドイツ社会でのイスラム教徒との平和的共生を強調したのだ。ドイツのイスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒たちがこのような形で肩を並べてテロに抗議し、寛容な社会を守る意思を表明したのは、初めてのことだった。 続きを読む»
パリの風刺週刊新聞への襲撃事件以来、アルテ(独仏合同公共テレビ放送局)の画面に映っているロゴ「arte」の下に、新しいマークが加わりました。黒いバックに白文字で「JE SUIS CHARLIE(私はシャルリー)」と書かれています。「Charlie Hebdo(シャルリー・エブド)」本社で殺害されたジャーナリストに対する団結の合言葉です。ベルリンのブランデンブルグ門前のパリ広場にある在独フランス大使館の前には、多くの市民が花束とろうそくを供え、哀悼の意を表しています。ドイツのラジオ局、ドイチュランドフンク(DLF)のアニヤ・ネールス記者は「とりとめのない不安」と題してベルリンでの印象を集めました。
新年早々に起こったパリの風刺週刊新聞「シャルリー・エプド」への襲撃事件は、ドイツ社会にも大きな衝撃を与えた。事件発生以来のベルリンの表情やドイツでの動きをお伝えする。 続きを読む»
2014年11月のベルリンの壁崩壊25周年の記念行事は、壁崩壊の歴史を振り返るだけではなく、世界に向けてポジティブなメッセージを伝える明るく、楽しいものだった。ベルリンの壁崩壊は、世界史上唯一の平和裡に実現した革命だと評価されている。ベルリンの喜びあふれる雰囲気は、この日をベルリンで体験しようと世界各地からやってきた人々をも幸せな気分に巻き込んだ。感動した私は、日本からも世界の人々に希望を与えるポジティブな発信ができないかと夢見た。 続きを読む»
皆さま、新年おめでとうございます。
新しい年、2015年はドイツにとって日本同様、戦後70年の節目の年に当たります。その一方、戦争の結果東西に分断されたドイツが、再統一することができてから25周年という喜ばしい記念の年でもあります。今年は10月3日の「ドイツ統一の日」を中心に、さまざまな記念行事が行われるでしょう。そんなドイツから私たちは、エネルギー問題のほか政治や社会の現状、あるいは文化的な出来事についても、日本の皆さまの目に届かない新しい情報をお伝えしていくつもりでおります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
緑の魔女一同