バーチャル発電所で電気料金を節約し、送電網の負担も軽減

屋上のソーラーパネルで発電した再生可能電力を、送電網には送り込まず、各家庭に設置した蓄電池に溜め、その各家庭の蓄電池をさらに相互に接続して、バーチャル発電所を形成するケースがドイツで増えている。消費電力を再生可能電力だけで賄う可能性が高まり、電気料金も節約できる上、送電網への負担も軽減できる。一般家庭からだけではなく、エネルギー大手からも事業として注目を集めている。 続きを読む»

ドイツの電気料金、欧州最高

ドイツは以前から、欧州連合(EU)内で電気料金が最も高い国の一つだった。しかし今まではいつも、どこか他の国の電気料金の方が高かった。ところが、先ごろEUの統計局であるEurosat が発表した統計によると、ドイツの電気料金は2017年にデンマークを抜いてEU最高になってしまった。政界と業界は驚きを隠しきれず、何がドイツの電気料金を高くしているかについて、話し始めている。 続きを読む»

ヨーロッパを騒がせたトランプ大統領

7月11日からヨーロッパを訪問したトランプ大統領は、ブリュッセルやロンドンで西側諸国を批判する発言をし、7月16日、最後の訪問地、ヘルシンキで、ロシアのプーチン大統領と会談し、帰国した。そのトランプ大統領のヨーロッパ訪問について、ドイツ・メディアの7月17日の論調をお伝えする。 続きを読む»

再生可能電力の発電量、2018年上半期に1000億kWhを突破

ドイツで再生可能電力の発電量が2018年上半期に1000億kWhを突破した。電力大手E.ONの計算によると、今年1月から6月までにドイツで風力と太陽光、バイオマス、水力で発電された電力は、前年同期比9%増の1049億kWhに達し、全電力消費量の36%を占めた。1000億kWhという電力は、E.ONによると、ドイツの1世帯当たりの年間電力消費量を2500kwhとした場合、全世帯の約1年分の消費量に相当するという巨大な量だ。 続きを読む»

EU、エネルギー転換促進の重要な基準設定で合意

将来目指すべき再生可能エネルギーの割合について対立していたEU委員会と加盟28カ国政府、それに欧州議会の代表は、6月14日ストラスブールで、2030年までにEU加盟国のエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合を32%とすることで、ようやく合意に達することができた。 続きを読む»