再生可能エネルギー分野に乗り遅れて赤字に? ドイツ電力大手RWE

ドイツの電力・エネルギー会社の4大大手の一つ、RWEは2月4日、2013年度28億万ユーロ(2,8 Milliarden Euro、約3900億円)の赤字を出したと発表しました。ペーター・テリウム社長は、「再生可能エネルギーに参入するのが遅れた。遅すぎたかもしれない」としています。

続きを読む»

アンダーコントロールを信じないドイツのメディア

東日本大震災、福島の原子力発電所の事故から3年目。3月11日が近づくとドイツの新聞、テレビ、オンラインなどのメディアで福島の状況に関する報道増える。福島は「起きてしまったこと」ではなく、「現在も起きていること」としてメディアが注目しているのだ。事故後3年を迎えて、ドイツにいる私たちにとって衝撃的な報道がいくつかあった。 続きを読む»

上昇気流に乗る日本共産党

日本共産党の党大会の様子を伝える「フランクフルター・アルゲマイネ」紙

日本共産党の党大会の様子を伝える「フランクフルター・アルゲマイネ」紙

ドイツのメディアの特徴の一つは、立場の違う他の新聞やテレビ・ラジオの主張も紹介することで、各新聞には他の新聞の主張を紹介する紙面があるほか、ドイツ全国で聞くことができるラジオ放送「ドイチュラント・フンク」などは、1日に何回も内外の新聞論調を伝える番組を設けている。私たちのサイトもこうした伝統に従っているが、今回はドイツの代表的な全国新聞フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ、Frankfurter Allgemeine どちらかというと保守的)がこのほど掲載した日本共産党に関する記事をご紹介する。 続きを読む»

「計算された挑発」-安倍首相の靖国神社参拝についてのドイツのメディアの反応

 

安倍首相の靖国神社参拝を伝えるドイツの新聞

安倍首相の靖国神社参拝を伝えるドイツの新聞

ドイツのクリスマスの祝日は12月24日、イブの午後から26日までの2日半だが、クリスマス2日目の26日の早朝からドイツのラジオ、テレビは安倍首相の靖国参拝をニュースで盛んに取り上げた。クリスマスでドイツ国内のニュースが少ないこともあって、ほとんどがトップニュースだった。ドイツと日本の時差は8時間、日本の方が早いため、午前中の安倍首相の参拝直後から東京のドイツ人記者たちが伝えたことになる。翌日の新聞の多くもdpa通信などの配信記事をまとめた事実の報道から、署名入りの解説的記事まで、多くは写真入りで掲載された。

 

続きを読む»

「仮面を脱いだ安倍首相」—特定秘密保護法成立についてのドイツのメディアの論調

特定秘密保護法案成立を伝える南ドイツ新聞

特定秘密保護法案成立を伝える南ドイツ新聞

通常国会最終日の12月6日深夜、多くの欠陥が指摘されていた特定秘密保護法が成立した。参院本会議で、国の安全保障に関する情報を漏らした公務員や民間人に厳罰を科すという法案に、与党の自由民主・公明両党議員の多数が賛成し、可決されたのだ。 続きを読む»

デモ参加者たちはテロリストか - 「特定秘密保護法案」を報じたドイツのメディア

この2週間、時間が許す限りネットで日本の状況を追っていた。特定秘密保護法案がどうなるのか、もしこの法案が成立したらこれから日本はどうなるのかという不安に駆られてのことだった。ツィッター上では、まるで実況中継を見ているかと思うほど、国会と国会周辺の様子が伝わってきた。そして、同法案が衆議院で強行採決されたのを受けて、ドイツのメディアが反応した。

続きを読む»