村の将来を照らすインドの「ソーラーママ」

nacht schule klein「インドのラジャスタン州にあるちいさな村ギル(Ghirr)。日が沈み、仕事が終わると子供たちはやっと学校に行ける。貧しい村には電気は引かれていない。しかしソーラーランプのおかげで『夜の学校(Night School)』の教室は明るい。子供たちは昼間の疲れを忘れ、勉強に一生懸命だ」とドイツ第一公共放送のニュース番組「ヴェルト・シュピーゲル」の司会者の声。行灯を思わすやわらかい明かりのソーラーランプが目に留まり、どこの製品かと知りたくなりました。 続きを読む»

ウクライナ東部の戦闘で原発が危ない

ドイツのメディア各社は先日、「ウクライナ東部での戦闘拡大で、ウクライナの原発が危険にさらされている」と報道した。ウクライナ軍と親ロシア派武装勢力は、9月5日、中部ヨーロッパ時間の17時から双方が軍事行動を停止するという合意文書に署名したが、戦闘が拡大方向に向かっていた時には第2のチェルノブイリ事故が真剣に憂慮された。その報道についてお伝えする。 続きを読む»

核廃棄物の入ったドラム缶から放射能もれ

脱原発をする理由の一つに、「核のゴミを安全に処理するという、子孫に対する責任を果たせない」ということがあると思います。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州にある、現在廃炉作業中のブルンスビュッテル原発で、核廃棄物の入った10個のドラム缶が腐食しているのが新たに見つかり、しかも中身が漏れ出していることを、8月20日ドイツメディア各社が伝えました。

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集団的自衛権容認の閣議決定に対するドイツの反応

「日本の首相、戦争への道を決定」、「日本、平和主義の掟を覆す」、「平和憲法の解釈変更、日本の軍隊、外国派遣の権利を得る」などなど、ドイツのマスメディアは安倍政権の集団的自衛権容認の閣議決定をさまざまな見出しで伝えた。いずれも今回の閣議決定は、日本が第二次世界大戦後70年近く曲がりなりにも守ってきた平和憲法維持の政策からの大きな転換を意味すると解説している。 続きを読む»

どこへ逃げればいいの?

zeitung 2「難民・避難民」の数が第二次世界大戦後、2013年末に初めて5千万人を越えたという国連の発表が報道されました。社会はこの膨大な数の意味を予期せずに受け入れているのですが、「地球温暖化により2050年までにはその数は4倍となり20億人に達するだろう」という南ドイツ新聞の見出しが目に留まりました。「豊かな国々は、これ以上責任逃れができるか」とサブタイトルは続きます。 続きを読む»