感情のジェットコースター - その2:「ジャパン・シンドローム」
前回は帰国中に感じた怒りについて書いたが、久しぶりの帰国で楽しいこともたくさんあった。旧知の人たち、かつての同僚たちに加えて、ベルリンの友人たちと京都で会えたことは大きな喜びだった。長い時間をかけて話し合った知人や友人たちは、口をそろえて原発の危機的状況について、彼らの考えを話してくれた。これだけ現状に危機感を持っている人たちがいることを心強く感じた。さらにもう一つ、ハッピーな気持ちにさせてくれることがあった。 続きを読む»
前回は帰国中に感じた怒りについて書いたが、久しぶりの帰国で楽しいこともたくさんあった。旧知の人たち、かつての同僚たちに加えて、ベルリンの友人たちと京都で会えたことは大きな喜びだった。長い時間をかけて話し合った知人や友人たちは、口をそろえて原発の危機的状況について、彼らの考えを話してくれた。これだけ現状に危機感を持っている人たちがいることを心強く感じた。さらにもう一つ、ハッピーな気持ちにさせてくれることがあった。 続きを読む»
先頃、1年半ぶりに日本に一時帰国した。今回の帰国の主な目的は、10月初めから2週間、ドイツ在住の韓国人女性たちと一緒に韓国と日本をグループ旅行することだったので、東京の我が家にはその前後10日ほどしかいられなかった。その短い滞在の間に強く感じたのは、日本のマスメディアの報道の緊張感のなさだった。 続きを読む»
今年4月の帰国から半年後、再び帰国した。前回、日本は「不思議の国」と感じたが、この半年間で、この「不思議の国」がさらに不思議さを増したことを実感した。3週間の滞在中、日々の生活を通していろんな感情が湧いた。感情のジェットコースターに振り回されたような気がするが、今回の帰国で改めて感じたことを2回に分けて整理してみたい。
今、日本で話題になっているベストセラー『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』を読んだ。「福島での原発事故を風化させないため、周辺を観光地化してはどうか」と提唱する作家らが、参考のためにチェルノブイリに実際に取材に行った報告記である。 続きを読む»
アリゾナ州北西部にあるコロラド峡谷、グランド・キャニオンは大自然の驚異であり、この全景は200万年前から変わっていません。1540年に峡谷探検に出たスペイン軍が水不足で死亡してしまったなどの事件があり、人類にとっては「無価値」とされ、文明から幸いにも見放されました。1908年に国立公園に指定され「この公園の誕生は環境保護運動の初期の成功例である」とWikiに記入されています。大自然を見渡すことができるように、いくつかのビュー・ポイントが公園に設けられました。そこで見たのはこのゴミ箱(写真参照)です。
地球温暖化が進んでいるのでしょうか。世界中で史上最高の猛暑が記録されています。地球温暖化の主因は温室効果ガスです。温室効果ガス排出を削減するために、飛行機での長距離旅行をやめたという社会学者、ヴェルツ教授の深刻な顔が思い浮かびました。「アメリカを見ずしては世界が見えない」という知人からの言葉を良い口実として、今回、米国行き長距離旅行に踏み切りました。 続きを読む»