ドイツ主要5政党の選挙公約にみる電気料金の高騰対策
ドイツでは本日9月22日(日)、連邦議会選挙が行われる。エネルギー転換に伴う電気料金の高騰が議論の一争点となっているが、主要5政党はどのような対応策を示しているのだろうか。各政党の選挙公約を読み比較することで、電気料金高騰への対応方法を調べてみた。 続きを読む»
ドイツでは本日9月22日(日)、連邦議会選挙が行われる。エネルギー転換に伴う電気料金の高騰が議論の一争点となっているが、主要5政党はどのような対応策を示しているのだろうか。各政党の選挙公約を読み比較することで、電気料金高騰への対応方法を調べてみた。 続きを読む»
近所のスーパーの魚売り場で順番を待っていると、前のお客さんと売り子さんの会話が聞こえてきた。「このお魚、あの危ない所でとれたものじゃないわよね?」「危ない?ああ……もちろん当店では、汚染地域でとれる魚は置いていませんよ」……なんともいやーな気持ちがするのだった。福島第1原発で溜まった汚染水が大量に海へ流れ出ていることを東電が認めたというニュースは、当然ドイツにも伝わっている。私は実はこの後もあと2回、福島に絡んで複雑な思いをした。
8月14日の午後4時半、ドイツ統一の象徴であり、今ではベルリン観光の最大スポットとなっているブランデンブルク門前のパリ広場に、年配のアジア人女性たちの大きな写真をかかげたり、プラカードや横断幕を持ったりする人たち、70人あまりが三々五々集まってきた。多くの人が色とりどりのバラや百合の花、あるいは野の花など、思い思いの花を手にしていた。これらの花は戦時下の性暴力の犠牲となって筆舌に尽くしがたい苦しみを味わったこれら写真の女性たちにささげられた。女性たちの多くは、加害者の謝罪も正当な公的補償も名誉回復も得られないまま既に亡くなっている。この日は、今年はじめて国際的に行われた「日本軍『慰安婦』メモリアルデー」で、ベルリンでもその一環として国際的なスタンディング・デモが行われたのだった。 続きを読む»
ベルリンも今年の夏は猛暑が続いた。広島原爆忌の8月6日、暑い夏の日のさわやかな夕べ、ベルリン広島通りにある日本大使公邸で今年も「平和コンサート」が催された。2009年に始まったこの「平和コンサート」では、毎回ゲストの講演が注目されてきたが、5回目の今年の講演者は東西ドイツ統一に大きな役割を果たしたドイツの元外相、ハンス=ディートリッヒ・ゲンシャー氏(86歳)だった。長年「核のない世界」実現のために尽力してきた同氏は「核兵器廃絶に向けて今こそ真剣に努力するよう」国際社会に呼びかけ、特に原爆の被害を受けた唯一の国日本と核兵器を持たないことを宣言しているドイツの果たすべき役割を強調した。
ベルリンにいると実に様々な人に出会うが、中でも先日会った女性はとくに印象に残る人だった。ウクライナ出身の彼女は、クラシック・バレエをドイツとハンガリーで学んだあと、バレリーナとしてドイツ南西部のカールスルーエとベルリンのカンパニーで踊っていた。新しいシーズンにはプリマ・バレリーナの地位が約束されていたが、シーズンが始まる直前に足の故障でバレリーナとしてのキャリアを断念せざるを得なくなった。その後、映画女優に転身したが、ハリウッド作品に出演したのを最後に映画俳優としての仕事にも終止符を打った。2003年、彼女はベルリンで「ドキュメンタリー劇団」という変わった劇団を立ち上げ、演出を担当している。この劇団が「ドキュメンタリー劇団」と名づけられたのは、すべてのセリフを実際に語られた関係者たちの言葉で構成し、時代の証言を記録することを目的としているからだという。
ベルリンから電車で約30分のところにエーバースヴァルデという町がある。ベルリンからポーランドのシュチェチンに行く鉄道の路線沿いにある。人口4万2千を抱えるこの町は、バルニム郡にある町の中では最も大きい。このバルニム郡はドイツ連邦環境省が支援する「100%再生可能エネルギー地域」の一つで、2008年から再生可能エネルギーによる地域の発展に力を入れている。その地域事務局を訪ねた。 続きを読む»