千羽鶴が飾られたヒロシマ・ナガサキ広場の記念碑
「ポツダム宣言」の名前で日本でも知られるベルリン郊外のポツダム市に、広島と長崎の名前を冠した広場がある。 ポツダムは、1945年7月17日から8月2日にかけて米国、英国、ソ連3カ国の首脳が集まって、第二次世界大戦後の戦後処理を決めるための会談を行った地だが、会談に参加した米国のトルーマン大統領の責任のもとに日本への原爆投下命令が下されることになった地でもある。そのことを忘れないために、原爆に反対する市民運動の働きで、この街の小さな広場が「ヒロシマ・ナガサキ広場」と命名されている。 続きを読む»
「自転車映画館」会場付近にはためく反原発の旗
6月になってもずっと低い気温が続いていたベルリンも、ようやく夏らしくなってきた。とくに6月下旬から7月初めにかけては、気温が38度まで上がる日もあり、雲一つない快晴の日が続いた。残念ながら私自身はベルリンにいなかったのだが、7月1日、ベルリンのテンペルホーフ空港跡の一角で野外上映会が行われたというニュースを読んだ。 続きを読む»
集合住宅の中庭に並ぶ何種類ものゴミ箱。紙、グラス、プラスチック、リサイクルゴミ……とある中で、有機ゴミもありますが、ベルリンのゴミ収集車はこの有機ゴミで作ったガスで走っているそうです。
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「世界規模のエネルギー転換は始まっている」、「世界のエネルギー政策は、もう帰還不能点の近くまで来ている」。これが6月はじめにドイツで行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の「地球温暖化を抑制するために、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を2050年までに2010年比で40〜70%削減し、2100年までには脱化石燃料を目指す」という宣言に対する、ドイツの専門家たちやメディアの反応だ。 続きを読む»
6月7日と8日にドイツ・バイエルン州のエルマウ城で行われた先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、G7参加国が、「地球温暖化を抑制するために、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を2050年までに2010年比で40〜70%削減し、2100年までには脱化石燃料を目指す」と宣言した。この宣言に対するドイツの反響は大きく、「やってくれた」と喜ぶ環境保護団体から、脱炭素の影響を心配する経済界など色々だ。 続きを読む»
先日、ベルリンの郊外、クラインマハノウの小学校を一人の日本人女性が訪れ、300人の子どもたちや父兄を前に福島の子どもたちの様子について話をした。この女性はルール地方、ドルトムントの独日協会の会長を務めるシュルターマン 容子さん。彼女とこのプロテスタント教会系の小学校の生徒たちは、数年前から同じ目的で強く結ばれている。 続きを読む»