ヒトラーの『わが闘争』注釈付き新版発行
ナチスドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーの著書『我が闘争』の注釈付き新版が新年早々売り出され、国際的にも大きな反響を呼んでいる。この本の著作権が昨年末で切れるとあって、ミュンヘンの「現代史研究所」が約3年前に同書の制作プロジェクトを立ち上げ、このほど出版にこぎつけたものである。 続きを読む»
ナチスドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーの著書『我が闘争』の注釈付き新版が新年早々売り出され、国際的にも大きな反響を呼んでいる。この本の著作権が昨年末で切れるとあって、ミュンヘンの「現代史研究所」が約3年前に同書の制作プロジェクトを立ち上げ、このほど出版にこぎつけたものである。 続きを読む»
新しい年、2016年は、去年1年間だけで100万人もの難民を迎えたドイツにとって厳しい年になることが予想されます。ドイツでは毎年大晦日に、首相が新年に向けての挨拶をテレビ・ラジオを通じて行います。2015年の大晦日メルケル首相は、「2015年、ドイツは稀に見るチャレンジを受けました。価値観、伝統、法秩序、言葉を共有する我々の社会に、これだけ多くの人々を統合するには、長い時間と多くの努力、多額の資金を必要とします。しかし、難民の統合に成功すれば、ドイツの将来にとって経済的にも社会的にも大きなチャンスになります」と楽観的な見方を示しました。そしてメルケル首相は挨拶の最後に、彼女のトレードマークのようになった「我々はそれをやり遂げます」という言葉を繰り返し、「なぜならドイツは強固な国だから」と付け加えました。
2016年はまた、チェルノブイリ原発事故から30年、福島原発事故から5年にあたるため、原子力について改めて考えるべき年とも言えるでしょう。さまざまな点で世界の注目を集めるドイツについて、ベルリンに暮らす私たち、20代から80代までの7人の女性たちは、今年もエネルギー転換の現状をはじめ、政治や社会の実情、あるいは文化的な出来事についても日本の皆さまの目に届きにくい新しい情報をお伝えしていくつもりでおります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 緑の魔女一同
第66回ベルリン国際映画祭が2016年2月11日から2月21日まで開かれる。12月4日には映画祭のオープニング作品が発表、数日前にはコンペ部門の作品の第1回目の発表が行われた。これから、映画祭に向けての情報が続々と発表される予定だ。 続きを読む»
12月14日のキリスト教民主同盟(CDU)の党大会における演説でメルケル首相は、「私たちは成し遂げられる(Wir schaffen das)!」というあの言葉を再び用いて、難民政策に関する自身の考えを党員に訴えた。 続きを読む»
ドイツ連邦議会は12月4日、激しい議論のあと、過激派組織「イスラム国」(IS)に対する軍事作戦に協力するというドイツ政府の閣議決定を賛成多数で承認した。 続きを読む»
パリでの爆破・連続襲撃事件の衝撃がさめやらない11月下旬、ラジオから流れてくるニュースに心が騒いだ。2024年のオリンピック開催地に立候補しているハンブルグで行われる開催の可否を決める住民投票に、パリの事件が影響を与えるかもしれないという内容だった。 続きを読む»