チェルノブイリ事故を皮肉った人気風刺テレビ番組
チェルノブイリ原発事故の後、「放射能汚染」を初めて体験したドイツ住民の気持ちはどうだったのか、とよく聞かれます。事故後1ヶ月足らずに放映された、風刺番組の寸劇は、その当時のドイツ社会をうまく皮肉っています。原子力の危険も恐ろしさも具体的につかめず、それでも笑ってしまった“ドイツ落語”「被爆したお爺ちゃん」をご紹介したいと思います。
チェルノブイリ原発事故の後、「放射能汚染」を初めて体験したドイツ住民の気持ちはどうだったのか、とよく聞かれます。事故後1ヶ月足らずに放映された、風刺番組の寸劇は、その当時のドイツ社会をうまく皮肉っています。原子力の危険も恐ろしさも具体的につかめず、それでも笑ってしまった“ドイツ落語”「被爆したお爺ちゃん」をご紹介したいと思います。
みなさんは携帯電話を今までに何台購入したでしょうか。一般にドイツの消費者は2年おきに新しい携帯を購入するそうです。スマートフォンの画面を指先で撫でながら、私たちが無視している現実があります。携帯電話に用いられているコルタンなどの天然資源はコンゴ民主共和国で採掘されます。「ここは地獄だ」という見出しで始まる南ドイツ新聞のルポは、この鉱石を巡る問題を明らかにしました。
原発の安全を確保することはできるでしょうか? 万が一のときのためにドイツでは原発一基に対して20億ユーロ(約2660億円)、隣国のフランスでは9000万ユーロ(約120億円)の保険が掛けられています。欧州エネルギー委員エッティンガー氏は欧州の原子炉の損害賠償責任保険金額を各基10億ユーロに統一することを提案しようと考えています。福島原発事故でこれまでかかった損害は専門家の推測によると1870億ユーロ(約25兆円)に達すると発表されました。となると提案の10億ユーロという保険金額は、ばかばかしいほど低いと言えます。
メルケル首相(CDU、キリスト教民主同盟)がバーデン・ヴュルテンベルク州首相であったギュンター・エッティンガー氏(同党)をギュンター・フェアホイゲン氏(SPD、ドイツ社会民主党)の後任として欧州委員会に送ったのは、今からちょうど4年前の2009年10月のことでした。
収穫の秋です。果樹園のりんごの木に赤い実がたくさん熟しています。各地へ出荷される前、自家消費のために農家の人たちは収穫の一部をとっておきます。さわやかな秋の風が吹く中、フェルトハイム村の野原に建つ43基の風力タービンが回転し、多量の電力を発電しています。自家消費のためにその1%を村に配電してほしいと住民は電力会社に頼みました。答えは「ノー」。しかしフェルトハイムの市民は諦めようとはしませんでした。
アリゾナ州北西部にあるコロラド峡谷、グランド・キャニオンは大自然の驚異であり、この全景は200万年前から変わっていません。1540年に峡谷探検に出たスペイン軍が水不足で死亡してしまったなどの事件があり、人類にとっては「無価値」とされ、文明から幸いにも見放されました。1908年に国立公園に指定され「この公園の誕生は環境保護運動の初期の成功例である」とWikiに記入されています。大自然を見渡すことができるように、いくつかのビュー・ポイントが公園に設けられました。そこで見たのはこのゴミ箱(写真参照)です。