「インドのラジャスタン州にあるちいさな村ギル(Ghirr)。日が沈み、仕事が終わると子供たちはやっと学校に行ける。貧しい村には電気は引かれていない。しかしソーラーランプのおかげで『夜の学校(Night School)』の教室は明るい。子供たちは昼間の疲れを忘れ、勉強に一生懸命だ」とドイツ第一公共放送のニュース番組「ヴェルト・シュピーゲル」の司会者の声。行灯を思わすやわらかい明かりのソーラーランプが目に留まり、どこの製品かと知りたくなりました。 続きを読む»
日本ではエネルギー政策面においてドイツの現状に関心が強いと聞いています。中には両国を比較して、コンクールの審査員のように評価点を出すオモシロイ人もいるそうですが、こちらではエネルギー政策とは、いつまでにどの目的に達するかが重要であり、競争ではなく共通の目的を実現するための共同事業と考えています。今回ご紹介したいのは日米独、3カ国の技術を利用した無風状態が続く場合の蓄電システムです。 続きを読む»
日本でもパッシブハウス、ゼロエネ住宅、プラス住宅などの言葉があふれかえっているそうですが、最近「これどう思う」と東京ある住宅建設事務所のホームページへのアドレスが送られてきました。クリックすると城壁の銃眼を思わす窓が目立つ、立方体の住宅が見られます。ドイツ語の「空間」という単語がそのまま使われていて、「ドイツの住宅のように省エネ」と客の興味を引き付けているようです。 続きを読む»
「難民・避難民」の数が第二次世界大戦後、2013年末に初めて5千万人を越えたという国連の発表が報道されました。社会はこの膨大な数の意味を予期せずに受け入れているのですが、「地球温暖化により2050年までにはその数は4倍となり20億人に達するだろう」という南ドイツ新聞の見出しが目に留まりました。「豊かな国々は、これ以上責任逃れができるか」とサブタイトルは続きます。 続きを読む»
ベルリンの果樹園と呼ばれているヴェルダー地域産のイチゴを青空市場で買いました。ダンボール小箱に詰まれた、採りたてのイチゴは甘くて、旬を味あうことができました。寒いベルリンでも、春早々、イチゴが店に並び、これらの大半は南スペインのアルメリア(Almería)地方のビニールハウスで栽培されたものです。一時はイチゴに残った多量の殺虫剤が問題となりましたが、今は「ビオ・コントロール」のおかげで“安心”して食べられるそうです。 続きを読む»
「みどりの1kwh」のゴミ担当者へと、先日ロンドンにいる娘から「酷い」というコメントといっしょに、ある動画へのリンクが送られてきました。「プラスチック・プラネット、その1」でご紹介した写真家クリス・ジョーダン(Chris Jordan)が撮影した「還流(太平洋ゴミベルト)からのメッセージ」という約4分の動画でした。私たちが無意識に捨てているプラスチックの一部は海に流れ、自然への汚染は取り返しがつきません。 続きを読む»