Author Archives: やま

プラスチック・プラネット  ― その3 ―  プラスチック無し、1週間の冒険

私たちの身の回りをみると、プラスチックでできていない製品を探すのは大変です。便利で素敵な製品は、生活に欠かせない必需品となっています。いくら問題があるとはいえ、まったく放棄することができるでしょうか。ある若いカップルがNOプラスチックの一週間に挑戦しました。 続きを読む»

プラスチック・プラネット、その2、奇妙な現象

南ドイツ新聞のウィークエンドマガジンの見出しに関心を持ちました。「もう始まった?なぜ現代っ子の性成熟期、思春期が早いのか?9歳で胸が膨らみ、10歳で恥毛が。学者たちでも謎が解けない。原因は食生活、ストレス、それとも他に?」もしかして、ここにもプラスチックに使用されているビスフェノールAの影響があるのではないかと、ふと思いました。(”人体は終着駅”、BUNDはこのパンフレットで環境ホルモンから子供を守ろうと呼びかけている)

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プラスチック・プラネット その1、ゴミの話

日本海に面したある入り江。毎年ここに韓国と日本の青年たちが300人、漂着したプラスチックのごみの回収にやってきます。彼らが2日間で集めたゴミの量はなんとトラック120台分もありました。この小さな入り江でこれだけ大量のゴミが漂流されてくるのをみると、海岸クリーンアップ事業がいくつあっても間に合わないのではと疑います。集めたペットボトルに韓国語や日本語で商品名が書かれてあったとはいえ、これは両国の間の問題ではなく、このゴミ問題はすでにグロバール化しています。

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原子力、断トツで一位に選ばれる

ドイツのマスメディアでは原子力について人々がどのように考えているかが、よく報道されています。今回、ドライ・ザット(3Sat、ドイツ・オーストリア・スイス協同テレビ局)が「科学ショー」という番組のために行ったアンケートに参加した視聴者の答えは明白でした。
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住まいはスマートな発電所

自然条件を活かす家

日本の家は「住む道具」、英国人にとっては「マイホームは我が城」と言われていますが、自然条件を活かして「住む発電所」を建てたのはノルベルト・フィッシュ教授(Nobert Fisch)。南斜面に建てられた半地下型2階建て住宅、その急勾配15度の屋根には全面ソーラーパネルが設置されています。まさに太陽光発電所のようです。日照時間が比較的少ない冬の厳しいドイツで、自然の力だけを利用して、しかも快適な現代生活を送れる住宅が、「南ドイツ新聞」の付録マガジンLUXに紹介されました。この住宅で発電した電力の大半は自宅で消費され、残りが送電されています。 続きを読む»

パッシブハウスに生まれ変わった築40年の高層住宅

緑の町と知られているフライブルグ。そこに建つ築40年の集合住宅が改修され、世界初のパッシブ高層住宅として生まれ変わりました。ドイツ・パッシブハウス研究所が認めるパッシブハウスとは、暖房や給湯などに使う熱エネルギー需要が年間1㎡につき15kWh以下、それは床面積1㎡に対して費やす燃料が年間わずか1.5Lということです。冬の気温が零下15~20度にも下がっても、家の中はどこでも20度が普通ですが、このような環境に立つ高層住宅のエネルギー負荷が年間15kWh/m²と計算されました。しかし現実はどうでしょうか。

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