住み込み難民と専門家が運営するウィーンのホテル
比較的平和で裕福なヨーロッパでも「自分は仕事を失わないか?これから家賃が払えるか?年金が十分か?」などと不安を持つ市民が増えているようです。この不安が、平和な暮らしを求めて入国してくる他国者に対するヘイトや妬みに繋がっていきます。難民問題は解決できるという心強い例の一つが、このソーシャルビジネスホテルです。
比較的平和で裕福なヨーロッパでも「自分は仕事を失わないか?これから家賃が払えるか?年金が十分か?」などと不安を持つ市民が増えているようです。この不安が、平和な暮らしを求めて入国してくる他国者に対するヘイトや妬みに繋がっていきます。難民問題は解決できるという心強い例の一つが、このソーシャルビジネスホテルです。
ナディーネ・シューベルトさんはごく平凡なドイツ人女性です。仕事を持ち、夫と子ども2人の4人家族で南ドイツのある小さな町で暮らしています。彼女が子どものことを考えて、真剣に石油製品なしの生活を始めようと決心したのは、数年ほど前に見たドキュメンタリーがきっかけでした。 続きを読む»
カーニバルが終わるとイースターまで40日間、断食期間が始まります。悪い癖から心も体も解放させるという意味でしょうか。この期間、カトリックの習慣では肉、アルコール、甘いものなどを進んで節食しようと努めます。「このような我慢は初心者のやること。断食ではなく、今こそは断CO2期間を過ごすべき」という記事が南ドイツ新聞に掲載されました。
ドイツではクリスマスツリーとして数千万本のもみの木が毎年売られます。売れ残ったもみの木を食べるのは動物園の象。「この葉っておいしいんです」と、ベルリン市内で育つ、もみの木を収穫する女性がいます。ベルリンこそ「食べられる町」。4年ほど前までは、それに気が付かなかったと話すのは、5才の女の子のお母さん、アニヤ・フィードラーさん、42才です。ベルリンでも問題となっている「食品ロス」が気になり、それがキャンペーン「町は腹を満たす(Stadt macht satt)」を始めるきっかけとなったそうです。 続きを読む»
牛肉の大量生産が環境汚染及び温室効果ガス排出の原因となっていますが、市場経済システムにおいては更に貧困や飢餓の原因につながるというマルティン・カパロス氏の話に興味を持ちました。マルティン・カパロス氏はアルゼンチン出身の作家で、数年にわたり、世界10カ国を旅して、10億人の人々が、なぜ飢餓に苦しんでいるのかを分析し『飢餓(El Hambre)』にまとめました。今回、ドイツ語の翻訳が出版されたのにあたって、ドイツの公共ラジオ局(ドイチュランドフンク、DLF)は同氏にインタビューしました。
普通、1kgのコーヒーができるまでに、栽培と製造になんと2万1000リットルの水が生産地で必要だという記事を読み、驚きました。「ヒュドフィール社」が販売するコーヒー豆は、パナマにある雨の多い高原地帯で育ち、水道水は一切不要です。