2014年の「不愉快な言葉」大賞に「嘘つきメディア」
ドイツ語学研究者らが毎年選ぶ恒例の「今年の不愉快な言葉」2014年版が「嘘つきメディア 」に決まった。 ドイツ東部の都市ドレスデンで昨年秋頃に始まり、急テンポで広がりつつある「反イスラム化」と称するペギーダのデモで、参加者がプラカードに掲げたり叫んだりしている言葉だ。 続きを読む»
ドイツ語学研究者らが毎年選ぶ恒例の「今年の不愉快な言葉」2014年版が「嘘つきメディア 」に決まった。 ドイツ東部の都市ドレスデンで昨年秋頃に始まり、急テンポで広がりつつある「反イスラム化」と称するペギーダのデモで、参加者がプラカードに掲げたり叫んだりしている言葉だ。 続きを読む»
ドイツ政府が、二酸化炭素の排出量を2020年までに1990年比で40%削減することを再確認した。2007年に決めたこの目標値の達成は危ぶまれていたが、このほど種々の方策を閣議決定、環境保護リーダー国としての位置を守る意向だ。個別では火力発電が最大の削減量を担う。
ドイツ電力4大手中の最大手エーオン(E.ON)が、このほど画期的な発表をして人々を驚かせた。大型発電所で発電される多量の電力が市場を席巻していた時代は終わりを告げ、これからは、あちこちで発電される(比較的少量の)電力を無駄なく利用して電力需要を賄うようにしていく時代が来るという前提にたった、大決断をしたからだ。
電力を一般家庭などに販売するドイツの電力販売会社の多数が、来年1月からの電気料金を下げると発表した。このところ上昇しか知らなかった一般家庭用電気料金が下がるのは、14年ぶり。自然エネルギーの大幅な発電量の増加で、電力取引市場での電力取引価格が低下していることと、再生可能電力を促進するために消費者が電力料金に上乗せして支払う賦課金が、ごく僅かではあるが来年下がることが理由だ。
ドイツのあちこちの電力会社が火力発電を止めようとしている。儲からないからだ。赤字のところもある。理由は、風力や太陽光発電の増加で電力が市場に溢れ、電力の卸売り価格が、ドイツが脱原発を決めた2011年以来、半額以下になってしまったためだ。しかし全国の停止申請中の発電所が全て止まってしまうと、電力の安定供給に問題が発生することになる。そこで、当局から発電停止を拒まれた電力企業が今、発電能力維持の条件を国と交渉している。 続きを読む»
ガス輸出大国のロシアとウクライナ間の紛争がいくらか鎮静してきたとはいえ、この冬のドイツ及び西ヨーロッパのガス供給に危険はないのだろうか。ロシアからの大量のガスがウクライナ経由のパイプラインを通って同地に来ているからだ。 続きを読む»