森が死んでいく!
新鮮な空気に触れるのが好きなドイツの人たちは、どんなに寒くても 散歩に出かける。ベルリンに限って言えば、市の真ん中に森のように木がうっそうと茂るティアガルテンという大きな公園があるだけでなく、市内のあちこちに公園や緑地が点在しているので、散歩をする場所には事欠かない。しかし散歩好きのベルリンっ子に最も愛されているのは、郊外に広がる森だ。ところがベルリンだけでなくドイツ全国の森が、今、危機的な状況になっているという。
新鮮な空気に触れるのが好きなドイツの人たちは、どんなに寒くても 散歩に出かける。ベルリンに限って言えば、市の真ん中に森のように木がうっそうと茂るティアガルテンという大きな公園があるだけでなく、市内のあちこちに公園や緑地が点在しているので、散歩をする場所には事欠かない。しかし散歩好きのベルリンっ子に最も愛されているのは、郊外に広がる森だ。ところがベルリンだけでなくドイツ全国の森が、今、危機的な状況になっているという。
欧州連合の域内では2020年、再生可能エネルギーによる発電量が初めて石炭や天然ガスなどの化石燃料による発電量を抜き、電源構成の中でトップを占めたことがわかった。調査を行ったのはエネルギー転換に関するシンクタンクであるイギリスのエムバーとドイツのアゴラで、その結果が1月25日、ベルリンで発表された。
「1番目は101歳の女性!」。 クリスマス二日目の祝日である12月26日、 ドイツで初めてのコロナ•ワクチンが101歳の女性に投与されたというニュースが大々的に流れた。 コロナ禍で苦しんだ2020年だったが、ドイツでもワクチンの接種が始まったというこのニュースのおかげで、もうじきコロナが克服できるのではないかという希望とともに、新しい年を迎えることができた。
ドイツの長くて暗い冬をなんとか乗り越えることができるのは、クリスマスのおかげかもしれない。日が短くなり気持ちの沈みがちな11月が過ぎれば、クリスマスのある12月がやってくる。そうすれば街のあちこちが賑やかなイルミネーションで飾られ、明るさを取り戻す。誰にどんなプレゼントを用意しようかと考えるのは少し面倒だが、プレゼントを受け取り喜ぶ人の顔を思い浮かべると心が踊る。友人や同僚と鵞鳥料理を食べながら一年を振り返るのも、クリスマスの楽しい恒例行事だ。しかし今年は、いつものようなクリスマスを過ごすことができない。すべてコロナのせいだ。
10月25日にドイツでは夏時間が終わり、標準時間に戻った。時計の針を1時間遅らせたために日没は逆に1時間早まり、夕方の5時ごろに日が暮れる様になった。秋の日はつるべ落としというが、日がどんどん短くなると感じる11月は、1年の中で最も気持ちまで暗くなる時期だ。今年はそんな憂鬱な気分にさらに拍車がかかりそうだ。コロナの第二波に襲われ、11月2日から全国で部分的にロックダウンが行われることになったからだ。
今年の10月3日、ドイツが統一30周年を迎えるのに合わせて、旧東ドイツ地域にあるブランデンブルク州の州都ポツダム市では、9月5日から10月4日まで、『30年、30日』というタイトルの屋外展示が行われている。これは例年統一記念日に行われる市民の祭典に代わって開かれたもので、市の中心部にある広場や遊歩道のあちこちに30の展示ブースと、ビデオ画面が取り付けられた30本の柱が設置されていて、散歩を楽しみながら見学できるようになっている。天気の良さにも誘われて、先週末、出かけてみた。