みなさんはシェーナウという言葉を耳にしたことがおありだろうか?ドイツ南西部、リゾート地として有名なシュヴァルツヴァルト(黒い森)地方の人口2500人ほどの小さな町、シェーナウは、今ではドイツ内外の環境保護派の間で知らない人がないくらい有名になった。27年前、1986年4月26日に起こった、チェルノブイリ原発事故をきっかけに反原発運動をはじめたこの町の市民たちが、今では再生可能電力のみを全国に提供する電力会社を経営するまでになったためだ。
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「最終処分施設に関する歴史的な妥協」、「最終処分施設探し、新規開始」といった見出しの記事が4月10日、ドイツの多くの新聞の一面トップに掲載された。前日、ドイツ連邦政府や州政府代表など、超党派の政治家たちが集まった会議で、長年先延ばしにされてきた高レベル放射性廃棄物の最終処分施設に関する合意が生まれたためだ。 続きを読む»
3月9日の土曜日、東京で行われた「さようなら原発1000万人アクション」デモに1万5000人が参加したというが、この日、ドイツ各地でも脱原発デモが行われ、延べ3万人が参加した。ここベルリンのブランデンブルク門前では、東京のデモに呼応して「サヨナラ・ニュークス・ベルリン」(さよなら原子力ベルリン)の集会とデモが行われた。また、東日本大震災2周年にあたった11日には、「アンティ・アトム・ベルリン」主催の反原発デモが行なわれ、ベルリンの日本大使館前での抗議集会には、北ドイツ-ニーダーザクセン州の農民もトラクターで参加、原発事故の被害を受けた日本の農民への連帯の気持ちを表明した。
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映画祭直前の国際記者会見でベルリン映画祭の最高責任者、ディーター・コスリック氏が特に現時点での重要なテーマを扱っている映画として、ハリウッドの人気俳優マット・デイモン主演の「プロミスト・ランド(約束の地)」をあげた。 続きを読む»
記者会見での映画祭最高責任者ディーター・コスリック氏(撮影 東 敬生)
2月7日から17日まで11日間にわたって開かれた第63回ベルリン映画祭には今年も合計400本以上の映画が参加、約30万枚のチケットが売れるという盛況ぶりだった。約20ある部門のうち最も注目を集めるコンペティション部門には、24作品が参加、そのうちの19作品が金熊賞を争った。
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先日、雪に覆われたベルリンに、パリからフランスの政治家たちが大挙してやってきた。オランド大統領をはじめ、政府閣僚、国民議会の議員など数百人が、ドイツの政治家たちとともにエリゼ条約(独仏友好条約)締結50周年を祝うために、ベルリンに集まったのだ。50周年の公式記念式典は1月22日に行なわれた。
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