日本共産党の党大会の様子を伝える「フランクフルター・アルゲマイネ」紙
ドイツのメディアの特徴の一つは、立場の違う他の新聞やテレビ・ラジオの主張も紹介することで、各新聞には他の新聞の主張を紹介する紙面があるほか、ドイツ全国で聞くことができるラジオ放送「ドイチュラント・フンク」などは、1日に何回も内外の新聞論調を伝える番組を設けている。私たちのサイトもこうした伝統に従っているが、今回はドイツの代表的な全国新聞フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ、Frankfurter Allgemeine どちらかというと保守的)がこのほど掲載した日本共産党に関する記事をご紹介する。 続きを読む»
歓談するメルケル首相とガブリエル経済相©ドイツ連邦政府
今年の「仕事始め」の1月6日、「メルケル首相がスキーで転倒し、怪我した」というニュースが人々を驚かせた。第3次メルケル政権は選挙から約3ヶ月後の昨年12月17日に誕生したばかり、本格的な仕事を開始する矢先だった。これを機会に同政権誕生のいきさつを振り返り、新政権の特徴と課題についてお伝えする。
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ベルリンは日中の気温10度前後という暖かさのなかで、クリスマスと年末年始を迎えた。ブランデンブルク門前で催される大晦日のパーティーに今年世界各地から集まった人は、いつもより多い100万人以上にのぼり、にぎやかな花火とシャンペンで新しい年の到来を祝った。また、年末に発表されたアンケート調査によると、ドイツ人がこれほど楽観的な気持で新年を迎えることは久しくなかったという。
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安倍首相の靖国神社参拝を伝えるドイツの新聞
ドイツのクリスマスの祝日は12月24日、イブの午後から26日までの2日半だが、クリスマス2日目の26日の早朝からドイツのラジオ、テレビは安倍首相の靖国参拝をニュースで盛んに取り上げた。クリスマスでドイツ国内のニュースが少ないこともあって、ほとんどがトップニュースだった。ドイツと日本の時差は8時間、日本の方が早いため、午前中の安倍首相の参拝直後から東京のドイツ人記者たちが伝えたことになる。翌日の新聞の多くもdpa通信などの配信記事をまとめた事実の報道から、署名入りの解説的記事まで、多くは写真入りで掲載された。
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特定秘密保護法案成立を伝える南ドイツ新聞
通常国会最終日の12月6日深夜、多くの欠陥が指摘されていた特定秘密保護法が成立した。参院本会議で、国の安全保障に関する情報を漏らした公務員や民間人に厳罰を科すという法案に、与党の自由民主・公明両党議員の多数が賛成し、可決されたのだ。 続きを読む»
ベルリン中央駅はデモの出発点©compact
「エネルギー転換を救え!」というスローガンのもと、11月30日、土曜日の午後、ベルリン中央駅前のワシントン広場で大規模な抗議集会と首相官邸を包囲するデモが行われた。9月22日の連邦議会選挙で勝利をおさめたメルケル首相の率いるキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟は、これまでの野党第1党の社会民主党との大連立政権樹立を目指して交渉を続け、2ヶ月あまり経った11月27日にようやく最終的な合意に漕ぎ着けた。しかし、反原発や環境保護運動グループは、3党首が署名した連立協定にうたわれたエネルギー政策は、エネルギー転換を後退させるものだと強く批判し、抗議集会とデモが計画されたのだ。
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