ドイツ人、フレキシブルな電気料金に興味
電力が豊富にある時には電気料金が安く、電力が不足気味の時には料金が高いとしたら、つまり電力の供給量に応じて電気料金がフレキシブルに変動する料金体制が導入されるとしたら、ドイツ人はどう反応するだろうか。世論調査の結果、4人に3人のドイツ人が、フレキシブルな電気料金に興味があると答えた。
電力が豊富にある時には電気料金が安く、電力が不足気味の時には料金が高いとしたら、つまり電力の供給量に応じて電気料金がフレキシブルに変動する料金体制が導入されるとしたら、ドイツ人はどう反応するだろうか。世論調査の結果、4人に3人のドイツ人が、フレキシブルな電気料金に興味があると答えた。
去年10月、日本に一時帰国していた私は渓谷の紅葉を楽しむツアーに参加し、たまたま長野県大町市にある東京電力管轄下の高瀬ダムに行った。高瀬ダムは巨大な天然の石を積み上げた高さ176メートルのロックフィルダムで、富山県の黒部ダムにつぐ日本で2番目に大きいダムである。私はそこで大規模揚水発電が行われてきたことを知り、日本の水力発電に関心を持った。最近『水力発電が、日本を救う』というダム専門家の本を読んで、「目から鱗が落ちる」感じを味わった。
スウェーデンは、住民が製品の使い捨てを避けて、出来るだけ修理・修復を優先させるように、年初めから同国の消費税率を一部改正した。住民が消費の姿勢を変更することで修理職人の仕事を活性化し、同時に二酸化炭素の排出量を減らすことが目的だ。 続きを読む»
2016年のドイツのエネルギー消費は 、前年比で1.6%増えた。寒い天候が続いたこと、閏年で日数が1日多かったこと、100万人近い難民がドイツに押し寄せて来たために人口が急増したこと、経済が成長したことなどが理由だ。このため二酸化炭素の排出量も前年比で0.9%増加した。天候や閏年の影響を除いても増加率は0.6%になるという。エネルギーの研究機関であるAGエネルギービランツの発表による。 続きを読む»
2月9日から19日まで開かれた第67回ベルリン国際映画祭は、ハンガリーの女性監督イルディゴ・エンエディ監督の映画「On Body and Soul」を金熊賞に選んで閉幕した。食肉処理場で働く男女の夢を中心にしたラブロマンスというユニークな設定と森の中の鹿のオスとメスの美しい映像が繰り返し現れるこの映画の金熊賞受賞は、政治的、社会的なテーマが中心と思われているベルリン映画祭としては異例の決定だと受け取った人が多かったようだ。しかし、映画祭の2日目に上映されたこの映画は、小品ながら素晴らしい映画として、私の印象に残っていた。今回は、トランプ政権誕生直後に開かれたベルリン映画祭の間、20本ほどの映画を見た私自身の個人的で独断的な感想をお伝えすることにする。
原子力政策とエネルギー問題の世界的に著名なコンサルタントで、1997年に日本の故高木仁三郎氏(注: 物理学者、「原子力資料情報室」設立者)とともに「もう一つのノーベル賞」といわれるライト・ライブリフッド賞を受賞したマイケル・シュナイダー氏が、このほどドイツの新聞とのインタビューで、「我々は今、エネルギー革命の真っ只中」という見解を発表した。 続きを読む»