フランス政府は、ドイツやスイスの国境からも遠くないフェッセンハイムにある同国最古の原発の廃炉を決めた。4月9日付けの官報で通達した。老朽化が進み、問題視されている原発だが、停止するのは早くて2018年末。2019年にずれ込むだろうという見方が有力だ。理由は、この原発を操業しているフランス電力会社(EDF)が 、現在同社がドーヴァー海峡沿いのフラマンヴィルに建設中の新しい原子力発電所の完成を条件に、フェッセンハイム原発の廃炉に同意したことによる。 続きを読む»
ハンマーシュミーデ
日本に一時帰国し熱海を訪れた際、地元の糸川の水を利用して、2年ほど前から発電実証実験を行っている井出由紀雄先生*に出会いました。その井出先生から小型で低価格の水力発電装置について説明を受けることが出来ました。自然のまま残された小川を利用するローテク発電が気に入ったので、ベルリンに戻り、ドイツでの現状を調べてみました。 続きを読む»
『ヤクザと原発 〜福島第一潜入記〜』(鈴木智彦・著 文藝春秋・刊 文春文庫版もあり)という本がある。著者の鈴木智彦さんは、暴力団やヤクザの世界を取材するノンフィクション・ライター。「原発はヤクザの利権になっている」という噂を解明すべく、福島の原発事故から間もない2011年夏に、身分を隠してヤクザルートで福島第一原発に作業員として潜入取材した。この本のドイツ語版『Inside Fukushima』がこのほど出版され、日本から鈴木さんを招いての記念講演会が、3月13日(月)にベルリンで開かれた。
著書『ヤクザと原発』のドイツ語版を持つ鈴木さん
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