シンボル以外の何物でもないディーゼル車の走行禁止
5月31日からハンブルグで、ドイツの都市として初めて、道路のごく一部で古いディーゼル車の走行が禁止になった。古いディーゼル車の排出する酸化窒素が道路近辺の空気を悪くしていることが理由だ。予想されていたこととはいえ、ドイツ人の大好きな自動車の走行禁止とあって、メディアはこの問題を大きく取り扱った。しかし中には、この禁止を「シンボル的な政策」と書くところもあった。 続きを読む»
5月31日からハンブルグで、ドイツの都市として初めて、道路のごく一部で古いディーゼル車の走行が禁止になった。古いディーゼル車の排出する酸化窒素が道路近辺の空気を悪くしていることが理由だ。予想されていたこととはいえ、ドイツ人の大好きな自動車の走行禁止とあって、メディアはこの問題を大きく取り扱った。しかし中には、この禁止を「シンボル的な政策」と書くところもあった。 続きを読む»
水素と酸素の化合物である水を、再生可能電力を使って電気分解して水素と酸素に分離すること、つまり再生可能電力というエネルギーを水素というエネルギーに変換することをPower to Gasと呼ぶ。往々にして、利用し切れないほどの再生可能電力が生じているドイツで今、こうして作る「緑の水素」が大きな注目を集めている。
欧州委員会が昨年末、欧州連合(EU)に加盟している28カ国の住民を対象に行った公平性、教育、仕事、健康に関する調査の結果が、このほど発表された。それによると、ドイツ人の9割が「一般的に見て、自分は幸せだ」という文章に同意した。これは28カ国の平均の83%よりかなり高い値だ。 続きを読む»
ドイツの自動車部品メーカー最大手であるボッシュが、ディーゼル車の排出する酸化窒素を極端に減らすことに成功したと発表した。酸化窒素は気管支疾患や心臓病の原因になるが、ドイツの一部都市や地域では、空気中の酸化窒素の値が世界保健機関(WTO)の定める上限を超えるところも多く、その大きな原因であるディーゼル車の走行禁止は止むを得ないのではないかと心配されていた。また、フランスなどは2040年以後のディーゼル車の発売禁止を発表しており、ディーゼル車はその将来さえも危ぶまれていた。 続きを読む»
国連機関の一つである国際海事機関(IMO、International Maritime Organisation)はこのほど、船舶による海運のために生じる二酸化炭素の排出量を、2050年までに2008年比で50%削減することを決めた。この目標を達成するためには、2030年代から新たに導入される世界のコンテナ船などの過半数が、再生可能エネルギーなどで操業されるゼロエミッション船でなければならないという。ただ、この協定には強制力がなく、また「出来る限り早期に、二酸化炭素排出量のピークに達すること」という副文が付いており、排出量はこれからもまだ当分は増えるようだ。 続きを読む»
ドイツの 二酸化炭素排出量は2017年、前年より470万トン減って、合計で 9億470万トンになった(前年比0.5%減)。排出量減少に大きく貢献したのは発電部門。これに対し交通部門と工業部門では好景気を反映して排出量が増えた。ドイツ連邦環境庁の速報による。 続きを読む»