日本の原発映画3本@第62回ベルリン映画祭

暗くて寒いベルリンに一条の光が差し込んだような華やかさを与えるのが、ベルリン映画祭だ。毎年、2月第2週の木曜日から10日間(今年は2月9日から19日まで)、ベルリンはポツダム広場を中心に、映画祭の賑わいで街全体がパッと明るくなる。今年で第62回を迎える映画祭を前に、1月中旬にはプレス用の試写会が始まり、1月31日には最終プログラムが発表される。

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ベラルーシで初の原発建設

ベラルーシ 著作権: David Luizzo

以前このサイトで「原発は全体主義的」という南ドイツ新聞の記事をご紹介したことがありますが(掲載許可期間が3ヶ月だったため削除)、この記事の中では現在世界中で建設中の原子力発電所64のほとんどが、独裁国家や見せかけの民主主義国家にあるということが書かれていました。ドイツ各紙が昨年10月から現在までに伝えるところによると、欧州最後の独裁者とも言われるルカシェンコ大統領が支配するベラルーシ共和国でも、今年、同国初の原子力発電所建設が始まるそうです。

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これが“将来の家”?

消費するエネルギー全てを自給するハイテク一軒家がベルリンの町中に登場した。「エフィツィエンツ・ハウス・プルス(高効率ハウス)」と名付けられたこの家、ドイツ連邦交通・建設・都市開発省が情報提供兼研究目的のモデルハウスとして、現在導入可能な種々の技術を駆使して建てた快適な家だ。一方でエネルギーを生産し、他方ではエネルギーの浪費を極度に減らし、余剰電力で自家用電気自動車に電源を提供する。この3月から15ヶ月間の実用試験が始まり、抽選に当たった4人家族がそこに住み、技術や住み心地をテストすることになっている。

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NEW!!

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

新しい年2012年も私たちはベルリ ンから再生可能なエネルギー問題を中心にドイツの情報をお伝えして行くつもりです。脱原発を決定したドイツの道のりは決して平たんではありま せん。ドイツが抱えている困難についても触れながら、希望の光が見出せるサイトにしていきたいと考えています。どうぞ引き続きこのサイトをご 覧ください。また多くの方々にご紹介くださいますようお願いいたします。

 

 

ドイツの電気はますますみどりに

「みどりの1kWh」という私たちのサイトにぴったりのニュースが一年の最後に飛び込んできた。ベルリンの日刊新聞ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)の12月17日付の新聞に、「電気はますますみどりに」という大きな見出しが躍っている。オンライン版シュピーゲル(Spiegel Online)は、「再生可能エネルギーが原子力と石炭を抜く」というやや散文的な見出しである。このニュースについては、日本でもNHK、毎日新聞などで報道されたようである。

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フクシマのツケを払わされるベルリン市民!?

10月下旬以降、ドイツの新聞に「2012年から電気料金値上げ」の文字が目立つようになってきた。その中でもベルリンの日刊紙「デア・ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)」の見出しには度肝を抜かれた。「ヴァッテンファルが料金を値上げ - フクシマのツケをベルリン市民が払う」という見出しである。

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