Author Archives: 永井 潤子

ドイツ人を楽しませた多和田葉子さんのクライスト賞授賞式

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記者会見での多和田葉子さん

ベルリン在住の作家、多和田葉子さんが、2016年度のドイツの権威ある文学賞、クライスト賞を受賞したことは、日本のマスメディアもすでに伝えたと思う。授賞式は11月20日の日曜日、午前11時から劇作家、ベルトルト・ブレヒトゆかりの劇場、「ベルリーナー・アンサンブル」で行われた。形式的で退屈な授賞式とは全く異なり、内容の濃い、文化的な催しが計画されていて、会場を埋めたドイツ人たちは大喜びだった。日本語とドイツ語で旺盛な作家活動を続ける多和田葉子さんのクライスト賞受賞の模様を、今年最後の記事としてお届けする。 続きを読む»

4度目の出馬を決めたメルケル首相

「ターゲスシュピーゲル」のトップを飾った写真

「ターゲスシュピーゲル」のトップを飾った写真

ドイツのメルケル首相は、11月20日、ベルリンのキリスト教民主同盟本部で記者会見し、来年秋に行われる連邦議会選挙に同党の4度目の首相候補として立候補することを明らかにした。ドイツメディアの反応をお伝えする。 続きを読む»

トランプ・ショック、ドイツの反応

政治の経験が全くなく、大衆扇動的な発言を繰り返して人気を集めてきた共和党のドナルド・トランプ氏が、アメリカ大統領選に予想外の勝利を収めたことは、世界中の多くの人にショックを与えたが、アメリカとの協力関係を重視するドイツの政治家たちにとっては、特に重大な結果と受け止められた。最初の反応をまとめてみた。

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「ドイツ統一の日」の式典を前に起こった襲撃事件

10月3日の「ドイツ統一の日」を前にした9月26日の夕方、東部ドイツ、ザクセン州の州都ドレスデンで、外国人排斥の右翼過激派の仕業とみられる爆破事件が2件起こった。襲撃事件の対象になったのは、イスラームのモスクと国際会議センターだった。幸い死傷者は出なかったものの、ドレスデンでは10月3日に「ドイツ統一の日」の中央記念式典が行われるため、衝撃が広がっている。 続きを読む»

ベルリン市議会選挙の結果

東京と姉妹関係を結ぶベルリンで9月18日に行われた市議会(州議会と同格)選挙では、与党の2大政党が大幅に票を減らした。 また、難民受け入れに反対する右翼ポピュリズム新政党、「ドイツのための選択肢(AfD)」が首都ベルリンでも二桁の得票率を得て市議会進出を果たしたことなど、新しい現象が注目される。 続きを読む»