第20期ドイツ連邦議会招集、連邦議会議長に女性が就任

9月26 日に連邦議会選挙が行われたドイツでは、10月26日、新たな連邦議会が召集された。第20期にあたる今回のドイツ連邦議会の初日には、社会民主党(SPD)の女性議員ベアベル・バース議員(53歳)が連邦議会議長に選出されたほか、5人の副議長のうち4人が女性になるなど、新しい動きが見られた。 続きを読む»

「信号連立政権」樹立に向けて、本格的な交渉開始

ドイツの社会民主党(SPD)、緑の党、自由民主党(FDP)は、10月15日の金曜日、10月7日以降続けてきた連立政権をめぐる予備交渉を成功裡に終え、本格的な連立交渉に入る意志を明らかにした。3党による予備交渉の結果は、12ページからなる文書にまとめられ、公表された。これにより、SPD(赤)、緑、FDP(黄色)の「信号連立」政権樹立の可能性が一層高まったと見られる。 続きを読む»

連邦議会選挙、東部ドイツ2州でAfDが最大勢力に

9月26日に行われたドイツ連邦議会選挙は、若手議員や移民系議員が増えるなど、喜ばしい結果をもたらした。その反面、衝撃的な事も起きた。東部ドイツ二つの州で、極右ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD) 」が最大勢力になったのだ。

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選挙は終わったが、当分決まりそうにない連邦首相

ドイツの民主主義の今後のあり方を決定する選挙として、世界的な注目を集めた連邦議会選挙は、9月26日に終わった。しかし、キリスト教民主同盟(CDU)のメルケル首相の後継首相が決まるまでには、まだかなりの時間がかかりそうだ。選挙で第1党になった社会民主党(SPD)のオラーフ・ショルツ現財務相が、票を伸ばした小党の緑の党と自由民主党(FDP)と連立を組むことを提唱しているが、歴史的な敗北を喫して第2党となったCDUとその姉妹政党であるキリスト教社会同盟(CSU)の連邦首相候補であるアルミン・ラシェット氏も同様の要求をするという状況が生まれたからだ。

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映画「不屈の女たち」― 民主化に貢献した旧西ドイツの女性政治家たち

ドイツではきょう、連邦議会選挙が行われているが、この選挙を前にして、あるドキュメンタリー映画が話題になっている。映画のタイトルは「Die Unbeugsamen(不屈の女たち)」だ。この映画は第二次世界大戦後、ライン河畔の小さな町ボンを首都に誕生したドイツ連邦共和国(旧西ドイツ)、すなわち1949年から1990年10月の東西ドイツ統一まで存在した「ボン共和国」での数少ない女性政治家たちの活動に光を当てた映画なのだ。

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メルケル首相の後継者は誰に?大混戦の連邦議会選挙

ドイツでは9月26日に、連邦議会選挙が行われる。この選挙でどの党が幾つの議席を獲得するかによって、どんな政権が成立し、誰が首相になるかが決まる。そんな大切な選挙だが、目下、大混戦となっている。2005年から4期16年間も首相を務めてきたアンゲル•メルケル氏がこの選挙には出馬せず、政界から引退するこが決まっているため、ドイツ国民はメルケル氏に代わって誰に国政を託すか迷っているようだ。

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