ワンウェイ・ポリ袋禁止に踏み切るフランス

いつかは魚よりゴミのほうが多くなる

いつかは魚よりゴミのほうが多くなる

フランスのエネルギー転換法では、石油が原料であるプラスチック製品の節減が重要な課題であるとされ、今月初めから薄いポリ袋の販売が禁止されました。日常生活に欠かせないポリ袋の禁止とは“勇気”ある政策です。フランスでは1年に170億枚のワンウェイ・ポリ袋が出回っているそうです。「この現状にやっと終止符が打たれると、市民はポジティブに受け止めている」とドイツ公共ラジオ放送の「ドイチュランドフンク(DLF)」はフランス市民の声を伝えました。

続きを読む»

野菜をネットで注文して、市場で受け取る ━ フランス生まれのミニ市場組織

Bild_1a

「フード・アセンブリー」のウェブサイト

毎週水曜日夕方6時から8時まで、ハスラーさんは、あるベルリンの居酒屋の奥の間で小さな市場を開きます。今日は、ベルリン近辺で農業を営む人、養蜂家とヤギのチーズを生産している人など、計7人の売り手が来ています。ハスラーさんは、言ってみれば市場の経営者です。消費者は、あらかじめネットを利用して注文・支払い済みの食品を、直接ここで生産者から受け取ります。生産者と消費者が毎週出会う市場の雰囲気は、古き良き下町風です。今月送られてきた「未来完了形(FUTURZWEI)」のニュースレターに、この小さな市場の話が紹介されていました。

続きを読む»

住み込み難民と専門家が運営するウィーンのホテル

happy_1比較的平和で裕福なヨーロッパでも「自分は仕事を失わないか?これから家賃が払えるか?年金が十分か?」などと不安を持つ市民が増えているようです。この不安が、平和な暮らしを求めて入国してくる他国者に対するヘイトや妬みに繋がっていきます。難民問題は解決できるという心強い例の一つが、このソーシャルビジネスホテルです。

続きを読む»

アーモンドでマスカラを作る人

Auge_1ナディーネ・シューベルトさんはごく平凡なドイツ人女性です。仕事を持ち、夫と子ども2人の4人家族で南ドイツのある小さな町で暮らしています。彼女が子どものことを考えて、真剣に石油製品なしの生活を始めようと決心したのは、数年ほど前に見たドキュメンタリーがきっかけでした。 続きを読む»

1クリックで温暖化を防ぐ

6946511732_8217081cd3_z

カーニバルを楽しむ人たち

カーニバルが終わるとイースターまで40日間、断食期間が始まります。悪い癖から心も体も解放させるという意味でしょうか。この期間、カトリックの習慣では肉、アルコール、甘いものなどを進んで節食しようと努めます。「このような我慢は初心者のやること。断食ではなく、今こそは断CO2期間を過ごすべき」という記事が南ドイツ新聞に掲載されました。

続きを読む»

収穫できる都市ベルリン

200 x 300

もみの木が好きなのは象だけではない

ドイツではクリスマスツリーとして数千万本のもみの木が毎年売られます。売れ残ったもみの木を食べるのは動物園の象。「この葉っておいしいんです」と、ベルリン市内で育つ、もみの木を収穫する女性がいます。ベルリンこそ「食べられる町」。4年ほど前までは、それに気が付かなかったと話すのは、5才の女の子のお母さん、アニヤ・フィードラーさん、42才です。ベルリンでも問題となっている「食品ロス」が気になり、それがキャンペーン「町は腹を満たす(Stadt macht satt)」を始めるきっかけとなったそうです。 続きを読む»