こわいロシアの原発推進映画
福島原発事故にも関わらず、世界中で”原発のルネサンス”の傾向は止まらないようです。2012年4月9日のシュピーゲル誌電子版は、「アトム・イワンの電気ロマンス」というタイトルの記事で、ロシア政府の原子力政策について伝えています。
福島原発事故にも関わらず、世界中で”原発のルネサンス”の傾向は止まらないようです。2012年4月9日のシュピーゲル誌電子版は、「アトム・イワンの電気ロマンス」というタイトルの記事で、ロシア政府の原子力政策について伝えています。
3月2日、ドイツサッカー連盟のテオ・ツヴァンツィガー(Theo Zwanziger)会長が退任しました。ツヴァンツィガー氏は任期中、2006年の男子W杯、2011年の女子W杯ドイツ大会のホスト役を務めただけでなく、女子サッカーの促進や、同性愛者に対する偏見や差別の撤廃に精力的に取り組んだり、移民を背景に持つ人たちのドイツ社会での融和を応援してきたひとです。今回の退任に当たって「メルケル首相は、”最高の融和大臣”を失うことになる」と南ドイツ新聞は書きました。ドイツ代表戦でメルケル首相の隣に座り、ドイツのゴールが決まるとメルケル首相とハイタッチして喜ぶツヴァンツィガー氏の姿を、テレビで見たことがある方もあるかもしれません。これがどうしてみどりの1kWhと関係するかというと…
主に経済、金融に焦点をあてたドイツの日刊新聞ハンデルスブラット(Handelsblatt)は、2012年2月17日に「原子力時代後の生活−エネルギー転換についての最も重要な50の質問」という特集を組み、10ページに渡って、この50の質問に答えました。挙げられた質問に目を通すだけでも、エネルギー転換の複雑さが窺え、ドイツ人も学習段階にいることが分かります。ここでは質問だけをご紹介します。
最近、東京都品川区に本社を置く城南信用金庫が「脱原発」宣言をしたという話を新聞で読み、東京に住むならここで口座を開設したいなと思いました。城南信用金庫は「原発に頼らない安心できる社会」の実現に向けて自ら省エネに努め、顧客が省エネのために設備投資をする際には、貸出し金利を当初1年間無利息にしているそうです。そして85ある店舗の内77店で東京電力との契約を解除し、自然エネルギーや民間の余剰電力を購入して販売するPPS(PowerProducer&Supplier)*の「エネット」に切り換えたそうです。
以前さざえさんが、踊る人の振動を電力に変えるという、オランダのロッテルダムで始まった”クラブ・ワット”の試みを紹介しました(「人力エネルギー」−東西どこでも考えは同じ)。これに似た発想で、自転車を発電機につなげてDJのターンテーブルが廻るようにし、踊るために必要な音楽を供給するという試みがあります。
以前このサイトで「原発は全体主義的」という南ドイツ新聞の記事をご紹介したことがありますが(掲載許可期間が3ヶ月だったため削除)、この記事の中では現在世界中で建設中の原子力発電所64のほとんどが、独裁国家や見せかけの民主主義国家にあるということが書かれていました。ドイツ各紙が昨年10月から現在までに伝えるところによると、欧州最後の独裁者とも言われるルカシェンコ大統領が支配するベラルーシ共和国でも、今年、同国初の原子力発電所建設が始まるそうです。