野鳥のために10億ユーロを都合できる人

新聞をめくっていると、真っ白い髭がトレード・マークだと言われるペーター・ベルトルド教授(78才)の写真が目にとまりました。教授はドイツの名高い鳥類学者の1人であり、エコロジストでもあります。その写真の下には「ドイツから野鳥が消えていく。ベルトルド教授よりもこの現象を詳しく知っているものはいない。しかし教授は諦めて何もしない人間ではない」というサブタイトルがついていました。 続きを読む»

アメリカの「パリ協定」離脱に対するドイツ・メディアの反応

アメリカのトランプ大統領は6月1日「地球温暖化防止のための国際的な枠組み協定『パリ協定』からアメリカは離脱する」と発表し、世界に衝撃を与えた。トランプ大統領のこの決定に対するドイツ・メディアの反応をまとめてみた。 続きを読む»

再生可能電力の賦課金、2022年から下がる見込み

エネルギー転換のためのシンクタンクである「アゴラ」によると、再生可能電力促進のためにドイツの消費者が2000年以来電力料金に上乗せして 支払っている賦課金は、 2020年から上がらなくなり、2022年からは下がる見込みだという。ドイツの経済新聞「ハンデルスブラット」が報道している。

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「みつばちマーヤ」の子孫の危機

ミツバチがいなくなった原因はたくさん考えられます。ある大手企業が開発した除草剤や遺伝子組み換え作物が原因だと考える市民もいれば、ある農薬が原因だと発表する専門雑誌もあります。「間違いなく言えるのは、人間に責任があるということだ」という見出しの記事が「南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)」に掲載されました。 続きを読む»

英国のEU脱退正式通達、改めて衝撃を伝えたドイツ・メディア 

英国のメイ首相は、3月29日、EUに対し正式に脱退を通告した。予定されていたこととはいえ、脱退への道が現実のものとなった衝撃は大きかった。ドイツのメディアはもちろん大きく報道し、さまざまに論評した。翌日、近くの新聞販売店では、主な新聞は早々と売り切れていた。 続きを読む»

12の小見出しに見る原発の過去・現在・未来

福島原発事故6周年に当たってドイツメディアの福島関連記事を探していた私は、ドイツの公共国際放送、ドイチェ・ヴェレのドイツ語ウェブサイトにコンパクトな記事「フクシマ、さよなら原発?」(© Deutsche Welle 執筆:Gero Rüter)を見つけた。 続きを読む»