EEG法改正もなんのその - ドイツの電気はますますみどりに!

あきこ / 2014年8月10日

「再生可能エネルギー優先法(EEG)の改正をめぐる駆け引きはエコ電気には何の悪影響も与えなかった。それどころか、2014年上半期には我が国の電力需要の28,5%が再生可能エネルギーによって賄われている。これは昨年の同時点と比べて、ほぼ4%上回っている」と、ベルリンの日刊紙「デア・タゲスシュピーゲル」は伝えた。

夏休みに入る前の連邦議会および連邦参議院で議決された再生可能エネルギー法の改正について、このサイトでも詳しく述べられているが、去年の暮に現在の大連立政権が成立して以来、再生可能エネルギー法の改正は新政権の政策でも最も注目されるものの一つであった。多様な視点や立場から議論が交わされる状態は議決後も続いているが、2014年上半期のドイツにおける電力生産についてのドイツ全国エネルギー・水利経済連盟(BDEW、Bundesverband der Enrgie- und Wasserwirtschaft)が発表した数値は以下のとおりである。再生可能エネルギーは28.5%、昨年同時期の22.1%を大きく上回っている。

2014年上半期のドイツ総発電量のエネルギー源 (総発電量 308 TWh)

石炭 18.0%
褐炭 25.1%
再生可能エネルギー 28.5%
原子力 15.4%
天然ガス   9.8%
その他   3.2%

 

再生可能エネルギー源

風力 11%
バイオマス   8%
太陽光  6%
水力   3%
家庭ゴミ  1%

 出典:ドイツ全国エネルギー・水利経済連盟

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