脱原発でアウトバーンの疾走に終止符?

速い車と速度制限のない高速道路アウトバーンが有名なドイツ。カール・ベンツが自動車を発明して今年で丁度125年になるが、国の脱原発決定で、ひょっとするとガソリンエンジンがお払い箱になり、車の疾走に終止符が打たれるようになるかも知れない。

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ドイツの「過剰」報道vs日本の「無情」報道

10月30日の朝日新聞オンライン版に、以下のニュースが報じられていた(全文掲載)。

「東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムは、内閣府の原子力安全委員会が公表した推定値の3倍になるとの試算を、ノルウェーなど欧米の研究チームが発表した。チェルノブイリ原発事故の放出量の4割にあたるという。大気物理化学の専門誌に掲載された。

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風エネルギーで満タン - 実現に近づいた夢

ブランデンブルク州プレンツラウで世界初の風力、バイオガス、水素によるハイブリッド発電所が2011年10月25日に稼動した。メルケル首相を迎えて定礎式が行われてから2年半が経過している。ベルリンの日刊新聞「デア・ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)」と「デア・シュピーゲル(Der Spiegel)」のオンライン版は、このニュースを大きく取り上げた。

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1kWh = 4人前の食事がつくれる?

「1 kWhで何ができる」の編集に当たって調べてみると、「4人前の食事がつくれる」とある電力会社のウェブサイトに出ていました。電気コンロのプレートの定格消費電力、大が2000ワット、小が1500ワットです。となると大を使って30分、小で40分程料理ができる計算になります。

スイッチを入れさえすれば煮物ができる便利な電気プレートを前にして、ふと新聞の見出し「空気汚染、命取りになるコンロの火」が目に入りました。記事の横の写真には、コンロの火に湯気のたっている鍋がかかっています。小さな子供たちが母親のそばで出来上がるのをじっと待っています。この2つの現実を比べながら、私たちはこの便利さを享受するだけでよいのだろうかと複雑な気持ちになりました。

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放射能で女児の出生数減少

ドイツで、高濃度使用済み核燃料がニーダーザクセン州のゴアレーベンにある中間貯蔵施設に貯蔵されるようになった1995年以降、施設周辺で女児の出生数が明らかに減っている、とベルリンの日刊新聞「デア・ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)」が報道している。ニーダーザクセン州厚生局の公表前報告書による。この報告書により、ミュンヘン在のヘルムホルツ・センターの科学者たちが既に発表していた調査結果が広範囲に渡り確証されたことになるという。

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『廃炉に向けて』 – 25年前、日本の女性たちが鳴らしていた警鐘

体調を崩して寝込んでいて、ベッドの向かい側にある本棚をぼんやり眺めていた時だった。突然分厚い本の表紙に書かれた「廃炉に向けて」というタイトルが目に飛び込んで来た。慌ててその本を手に取ると、それは1986年のチェルノブイリ事故の後にサイエンスライターで環境問題・平和問題研究家の綿貫礼子氏が女性の立場から原発の危険に対して警鐘を鳴らして編集した、学問的にも非常にレベルの高い本だった。

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