「アトモスフェア」のフェアはフェアプレーのフェア

休暇や仕事でどうしても飛行機を使わなければならないのですが、大量に発生する温室効果ガスがどうも気になります。この悪影響を和らげる方法がないかと思っている旅行者のために「アトモスフェア」という公益団体ができました。

 

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問題をはらむ送電網

「原子力が戻って来る?」 ツァイト紙(Die Zeit) 2011年11月17日

”霜が降り、嵐のような風がふき、凍えるドイツ。電車は遅れ、飛行機はキャンセルになり、道路は混乱している。2017年、クリスマス前の木曜日。人々は料理をし、クッキーを焼く。テレビが付けられ、一日中明かりが付けられている。工場のポンプ、モーター、ベルトコンベアーが動き、労働者たちはクリスマス休暇前の最後の仕事をこなしている…”

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脱原発、ドイツの歩み3)

「30年戦争の終わり」、歴史的な連邦議会の決定

 

「脱原発は、原子力利用をめぐる30年にわたる激しい議論の末の成果であり、これからの世代にまたがる大規模で重要な国家的プロジェクトである」と熱を込めて語るのは、レトゲン連邦環境相、2011年6月30日、ドイツ連邦議会でのことだ。この日の連邦議会ではメルケル政権が6月6日の閣議で決めた脱原発の政策と関連法案の審議が行なわれたのだが、環境相は政府を代表して脱原発の具体的な行程表について説明するうちに徐々にエスカレート。「ドイツほど自然エネルギー促進に野心的だった工業国はない」と鼻高々で述べ、「脱原発を実現することのできる国があるとすれば、それはドイツ」とさらに調子が高くなっていった。

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フクシマのツケを払わされるベルリン市民!?

10月下旬以降、ドイツの新聞に「2012年から電気料金値上げ」の文字が目立つようになってきた。その中でもベルリンの日刊紙「デア・ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)」の見出しには度肝を抜かれた。「ヴァッテンファルが料金を値上げ - フクシマのツケをベルリン市民が払う」という見出しである。

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ベルリン市議会に進出した若者の政党、「海賊党」

オレンジ色のTシャツに同色のつなぎのズボンをはいた2メートルを超える大男が、ベルリン市議会の建物に入ろうとして警備員にストップされた。10月27日朝のことで、この日は9月18日の選挙後初のベルリン市議会が開かれることになっていた。ごみ収集の清掃員のような格好をしたこの大男、実は今回の選挙で初めて市議会進出を果たした「海賊党」の議員、39歳のゲアヴァルト・クラウス=ブルンナー氏だった。オレンジ色は「海賊党」のシンボル色。

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脱原発、ドイツの歩み 2)

メルケル首相の素早いエネルギー政策転換

日本時間の2011年3月11日14時46分、ドイツでは早朝の6時46分、この時を境に世界は変わった。
大災害の報道が伝えられた直後の3月12日に早くも大規模な反原発デモが行なわれたことは1)で伝えたが、メルケル首相も市民の反応に負けず劣らず、素早い動きを見せた。実は第二次メルケル政権は社会民主党と緑の党の連立政権だったシュレーダー政権がいったん決めた脱原発の方針を昨年9月にくつがえし、古い原発の運転期間を8年、1980年以降に運転を開始した比較的新しい原発の運転期間を14年、平均で12年間延長して、原発反対派の人たちの激しい反発を買っていたのだが、そのメルケル首相がこれまでの原子力政策を180度転換するような発表をして、人々を驚かせた。

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