原子力エネルギーをテーマにしたドイツとフランスのテレビ映画

ドイツとフランス両国が合同で運営する公共文化テレビ局アルテ(arte)が、1月8日と9日の2日にわたって、原子力エネルギーをテーマとした劇映画を上映した。これはアルテが新たに始めた「タンデム」と呼ばれるプロジェクトで、一つのテーマについてドイツとフランスのチームがそれぞれ映画を制作するというものだ。最初のプロジェクトに選ばれたテーマは原子力エネルギー。ドイツとフランスの作品を見ると、原発に関する両国の違いが明らかではあるが、原子力エネルギーの問題をオープンに提示するというところでは一致している。 続きを読む»

福島原発事故のドキュメンタリー映画、ベルリン国際映画祭に参加

Dieter Kosslick PK 2015jpg第65回ベルリン国際映画祭は、2月5日から15日まで開かれるが、オープニングを飾る映画に日本人女優が出演するなど、日本関係の話題も少なくない。そこで、今年のベルリン国際映画祭での日本関係の話題をご紹介することにする。 続きを読む»

核戦争防止国際医師会議ドイツ支部:「福島のこどもたちの甲状腺ガンは氷山の一角」

年末年始を日本で過ごし、できる限り朝、昼、晩のニュースや報道番組を見ることにした。12月25日、「福島での子どもの2巡目の甲状腺ガン検査で、4人の子どもにガンの疑い」というニュースが流れ、思わず目と耳がテレビ画面に吸い寄せられた。

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外国人記者の会見をボイコットした安倍政権

もう昨年の話になるが、日本の総選挙前に、スイス人の夫と選挙について話す機会があった。「日本の選挙について、どんなことを知ってるの?」と彼に聞いたところ、「う〜ん、詳しくは知らないけど、安倍政権が外国人記者の会見をボイコットしたというのは読んだよ」という答えが返ってきて、「それが一番の注目ポイントか!」と驚き、何だか考えさせられてしまった。 続きを読む»

ペギーダに待った! 暗闇につつまれたケルンの街 

ここ数ヶ月、ペギーダという妙な名前の運動がドイツで話題を集めています。「西洋のイスラム化に反対する愛国的ヨーロッパ人(Patriotische Europäer gegen die Islamisierung des Abendlandes)」の略で、毎週月曜日に2万人近くの参加者を集めるドレスデンのものが一番有名です。1月5日にはケルンでもデモが行われましたが、これに合わせてケルンの大聖堂が照明をシャットダウン。これに共鳴した周辺の教会や役所、博物館やホテルも照明を落とし、自分たちの街をペギーダの舞台に利用させないという意思表示をしました。

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