旬の食材を教えてくれる楽しい地図

5月のベルリンの青空市場で売られている野菜。地元産の旬の野菜はどれ?

スーパーマーケットに行けば真冬でもイチゴやトマトが売られていて、私たちは旬という概念を忘れつつある。でも、どんな果物や野菜にも、一番美味しい旬の時期がある。ヨーロッパのどの国で、どの季節に、どんな野菜や果物が旬を迎えるのかを楽しく紹介してくれるインターアクティブの地図が、3月下旬からインターネットで公開されている。

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大海を見た蛙、井の中を探る

アムステルダム市ヤバ通り

アムステルダムに住む、マーニックス・ハークさん(29才)が、1年間自分の住むヤバ通りから一歩も外に出ないと決めたのは、去年の9月1日でした。「長さ600メートルの世界」という見出しで「南ドイツ新聞」に彼のプロジェクトが紹介されました。「週末にちょっと飛行機で旅行に出る」という世の中で、ハークさんの活動は全国紙に載るほどの新鮮さが感じられました。

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化石燃料関連企業から手を引け

以前は森や村だった炭鉱地域

私たちが払っている税金は公共施設や公共機関に使われています。また、自治体は税金を石炭火力発電を運営する電力企業へも投資しています。自治体へ今、株の配当があるとしても、化石発電による災害リスクを負担するのは、企業ではなく、私たちと、そして次世代の市民です。「そんな投資に大反対」というメールが国際環境NGOである「350.org」から送られてきました。

 

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世界のエネルギー転換の完成に一役買うソニーの蓄電池

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©sonnen GmbH

最近、ガソリン及びディーゼル自動車の禁止についてドイツ連邦環境相と連邦運輸相が対立しているという記事を読みました。環境相は2030年以降これらの燃料タイプの新車登録を禁止する方針を示す一方、運輸相は、自動車産業で多くの失業者を生むことを恐れ、そのような禁止は“ナンセンス”だと述べました。しかし、交通やエネルギー分野では、脱炭素社会に向かっていて、自宅の屋根のソーラーパネルで発電し電気自動車を運転するのはもう夢ではありません。 続きを読む»

“TRASHedy” - ゴミの悲劇

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マルティン・ラシャー氏 © あきこ

ケルンに「パフォーミング・グループ(Performing Group)」 というカンパニーがある。ダンサー、パフォーマー、作曲家を中心に2011年に結成され、舞台作品として通常取り上げられにくいテーマについて研究とリサーチを重ねている。その結果を、ダンス、演劇、サウンド、映像といった手段を用いて作り上げた作品を通して観客に伝えようとする若いアンサンブルである。 続きを読む»

ネットで注文できるオレンジの香り

Orange_01スペイン、バレンシア北部にあるエル・カルメン農園。ここで収穫されたオレンジの香りは「部屋全体を一度に濃厚な甘い香りで満たす。まだ、ごくわずかな人しか知らない魅惑的な芳香」と今回、南ドイツ新聞の経済面に紹介されていました。このオレンジを栽培しているのは、若い3人兄弟。本来、故郷へ戻り、オレンジ作りで人生を送ろうとは、誰も考えてはいなかったそうです。

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