Author Archives: じゅん

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仏原子力安全機関、南仏の原発に稼働停止命令

フランス南部、アヴィニョンの北約40キロのところにあるトリカスタン原子力発電所は、これまでもさまざまな事故を起こしてきたことで知られる。9月末、フランスの原子力規制官庁である原子力安全機関(ASN)が、トリカスタン原発の4基の原子炉すべてに稼動停止を命じたことが、最近になって明らかになった。稼動停止命令は、福島原発事故のような大事故が起こる可能性があるという理由からだった。 続きを読む»

ドイツ統一の日の大統領の心打つスピーチ

10月3日、ドイツは27回目の統一の日を迎えた。統一の日の公式記念式典は各州持ち回りで行われることになっているが、今年は西南部、ラインラント・プファルツ州の州都、ライン河畔のマインツが当番だった。9月24日の連邦議会選挙では、右翼ポピュリズム政党に対する投票行動で東西ドイツ人の間に大きな差があることが判明し、ドイツ社会にショックを与えた。そんな中で行われた統一記念式典でのシュタインマイヤー大統領のスピーチは、さまざまな背景を持つドイツ国民に対話と民主主義への貢献を呼びかけるものだった。 続きを読む»

連邦議会選挙の結果、ドイツ社会に衝撃

9月24日に行われたドイツ連邦議会選挙の結果は、ドイツ社会に衝撃を与えるものだった。メルケル首相の率いる保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は第一党の地位を維持したが、これまでの「大連立政権」のパートナー、社会民主党(SPD)とともに大幅に票を減らした。 その一方、新興右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、初めて連邦議会進出を果たしただけでなく、一気に12.6%を獲得してSPDに次ぐ第三党となった。選挙当日、難民反対、外国人排斥、ネオナチ的な主張を掲げる同党の連邦議会進出が伝えられると、首都ベルリンでは数百人の市民が、抗議デモを行った。抗議デモはフランクフルト、ケルン、ハンブルクなどの大都市でも行われた。 続きを読む»

コンピュータの助けで政党を選ぶ?

きょう9月24日、ドイツでは連邦議会の選挙が行われている。今回の選挙では保守のキリスト教民主・社会同盟のメルケル首相が勝利を収めることはほぼ確実視されているが、苦戦を強いられている対抗馬の社会民主党の首相候補、シュルツ氏がどこまで票を伸ばせるか、また、外国人排斥や難民反対を唱える右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢」が野党第一党になるかどうかが、最大の焦点になっている。今回の選挙では、42の政党が候補者を立てており、各種の世論調査によると、次期連邦議会では6政党が議席を占めると予想されている。6150万人の有権者の中には、最後までどの政党に投票するか、わからない人も少なくなく、そういう人たちが頼りにした一つの方法が、コンピュータによる投票決定サポート・システム「選挙・オー・マット(Wahl-O-Mat)」だった。 続きを読む»

日本の核廃棄物最終処分政策について、ベルリンで思う

日本政府は7月28日、原発の使用済み燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地に関する「科学的特性マップ」というのを発表した。このマップは、最終処分地の候補地探しの前提として、火山や活断層、地下資源の有無などの自然条件から全国を「好ましい」と「好ましくない」に大別したものである。新聞報道によって、全国の約65%が「好ましい」地域とされていると知って驚いた。世界中の原発所有国のほとんどが最終処分場を決められない中で、この65%という数字は、最終処分場を見つける困難さを示すものではない数字のように私には思えた。 続きを読む»

原爆忌の日に映画「わたしの終わらない旅」を見る

8月6日の広島への原爆投下の日にはベルリンでも、平和の鐘をつく記念行事や平和コンサートが行われたが、私は一人家で坂田雅子監督の映画「わたしの終わらない旅」を見て過ごした。坂田監督のこの映画は、母親の残した1冊の本をきっかけに、監督が原爆と原発について考える旅に出、その記録をまとめたものである。 続きを読む»